皆さん、こんにちは!  「食プロ」担当の欲多ベルナよくたべるなーです♡

日本で暮らす外国の方々が、過去最高の340万人(2023年12月末時点 出入国在留管理庁)を超えました。
そうした皆さんにとって、料理しやすく、健康的で美味おいしい日本の家庭料理をもっと楽しんでいただきたいということで、「食で世界を応援プロジェクト」のインスタライブを毎月お届けしてきました。

2022年9月の第1回から1年半、2024年4月の20回で最終回を迎えました。協賛いただいた企業や団体の方々、一緒に料理を作ったゲストのみなさまとそのご家族、インスタライブを見てくださった方々、ご支援・ご声援・ご協力をいただきありがとうございました! そのリポートです。

最終回の料理はこれだ!「まぐろの漬け丼」

最終回のゲストはこのお二人

2023年3月のゲストは、チョウスヒョンさん(韓国出身)2023年8月のゲスト 三輪マーロンさん(オーストラリア出身)です。

韓国語講師として大人気のチョウ先生とは「いなり寿司」と「いちご大福」を作りました。そして、趣味のプロレスを頑張っているマーロンさんとは「おふくろの味・肉じゃが」「野菜の酢の物」そして「バナナミルクシェイク」を作りました。

最終回を迎えるにあたり、反響の大きかったお二人に参加していただき、浜内先生おすすめの一品「まぐろの漬け丼」を作りました。

 以前作った「いちご大福」は、「買うと高いのに、こんなに簡単に作れるなんて」と、喜んでいました。
プロレスデビュー戦には、オーストラリアからお母さんが駆けつけてくれました。試合の結果は……負けた(-_-メ)。

まぐろの切り落としが手に入ったらぜひ作りたい一品です!

漬けダレ

電子レンジであたためると、漬けダレが融合します。

4人で仲よく融合しています☺👆

 

まぐろを載せる前に美味しい海苔を。
まぐろ以外に、サーモンやブリ、白身魚でもおいしいですよ。

まぐろの漬け丼は、まぐろとご飯の素材の力をシンプルに引き出します。まぐろの漬け、白米、海苔、わさびの美味しさが味わえますよ!

公式インスタグラムでは、作り方のショート動画をアップしています。
ぜひ作ってみてください☞ https://www.instagram.com/steranet_nhks/


第1回~20回の振り返り😄16の国・地域出身の21名の個性豊かなゲストと29品の家庭料理を一緒に作りました

この1年半、毎月インスタライブをお届けしてきました。キッチンスタジオを飛び出しての生配信にはハプニングもたくさんありましたが、今となっては良い思い出です😂
ゲストのみなさんとは、毎回、事前にメニュー決めの相談をしていました。どんなことに困っているかを聞くと、日本特有の調味料や見たことのない野菜について「使い方がわからない」と、ほとんど同じ悩みだったのです。

浜内さんは、そんなゲストのお悩みを解決しながら、一緒に楽しく料理をしてきました。
ここで、第20回を振り返ってみます。

「食」で世界を応援プロジェクト | ステラnet (steranet.jp) 👈今までの記事をまとめて見られます

第1回は、ウクライナ出身のマリナさん(2022年9月)。八ヶ岳のふもとの長野県富士見町にある「カゴメ野菜生活ファーム」のひまわり畑からお届けしました。「ウクライナのシンボルはひまわり。ひまわりと言えば太陽」。当日は満開のひまわりに日差しが注ぎました。

マリナさんからのコメント

「今回、素敵なプロジェクトに参加できて光栄に存じます。インスタライブで日本の食材について学び、うちで煮物、鍋、みそ汁などで、以前使っていなかった野菜、豆腐、こんにゃくなどを使うようになりました。うまみの味に意識を向けるようになり、作る料理がおいしくなったと思います。ライブで学んだことをよく思い出しながら、お正月に初めておでんを作ってみました。また、ふりかけの種類についても教えていただいたので、ご飯に好きなものをかけて、飽きずにたくさん食べるようになりました」

2023年7月は、イヴァンさん(コロンビア出身)、クロエさん(米国出身)ご夫婦。 日本語が好きで、週4回以上も日本語を習いに通っていました。この日は「あさイチ(NHK)」の取材も入り、「切り干し大根」の使い方で、みそ汁を作りました。そして、暑い夏にぴったり「枝豆の美味しいで方」は、インスタグラムのショート動画で見られますよ。

2023年11月は、インドネシア出身セプティさん。イスラム教徒なので、アルコールや豚肉は禁止。日本の調味料はほとんど使えないセプティさんへの提案は、しょうゆ、みりん、酒の代わりに、塩、レモン、トマトジュースを使いました。

セプティさんからのコメント

「和食の作り方は難しそうに見えますが、今回一緒に料理をしているうちに、決して難しくはないと思うようになりました。例えば、このレシピでは酢を使わず、レモンに変えてみるとか……。私はあきらめていたのですが、調味料に関しては他のものに変えてもなんとかなるものですね。調味料も含め、今後もハラル認証マークが商品開発され、徐々に広まっていくことを期待したいです!」

第1回から1年後、2023年9月は群馬県大泉町のイベントでブラジル出身の沙織さんと。

司会をつとめた松尾剛アナウンサーからのコメント

「9月24日の大泉町の回は、暑くて熱かったですね。太陽は容赦なく照りつけるし、会場の公園にはブラジルなど中南米やアジアの国々の屋台がびっしり並んで、サンバのステージに来場者は大盛り上がり。そんな中、アツアツの『お好み焼き』をつくるという、ほぼ体も心もしゃくねつ状態のインスタライブ。そんな中、ブラジル出身のゲスト・沙織さんのお話と笑い声がとってもさわやかで、心地よい風のようで、最後まで楽しく伝えられました。みなさん、お世話になりました!」

浜内千波さんからメッセージ

外国の方と一緒に日本料理のすばらしさ、温かさ、心が豊かになることを勉強しながら、次の世代にもつなげたいと思い、このプロジェクトを始めました。これで終わりではありませんので、次の機会を楽しみにしていてください!

これまでのインスタライブアーカイブはこちらからご覧ください。
“Recipes for the world” 食で世界を応援プロジェクト🌎(@steranet_nhks) • Instagram写真と動画

わたし🐷欲多ベルナ        よくたべるなーが願っていることは、日本に来てくれたみなさんに「もっと日本を好きになってもらいたい、もっと日本の家庭料理に触れてもらいたい」ということ。ただそれを押し付けるのではなく、外国出身のゲストからお悩みを聞き、母国の料理の魅力を教えてもらいながら、その方に合った料理を浜内さんが提案し、一緒に作ってきました。お一人お一人とのたくさんの想い出があります😂
これをきっかけに、日本に住む外国人のみなさまが、日本の家庭料理に触れる機会が増えて、もっと日本を好きになってもらえたらとてもうれしいです(^^♪

そして、日本で暮らす外国の方は「ことば」や「食事」の心配があると思います。みなさんの近くには外国出身の方がいるはずです。ぜひ、料理交流などで理解し合う機会を作り、交流の輪を広げてください。

これまで19の企業や団体にご賛同いただき、ご協賛していただきました。本当にありがとうございました!

協賛:カゴメ、小善本店、さとの雪食品、Tastable、ドール、ドリテック、日本生活協同組合連合会、日清オイリオグループ、白鶴酒造、はくばく、ヒガシマル醬油、不二製油、ホクト、丸本、Mizkan、明治、NHKエデュケーショナル、日本国際放送、NHKエンタープライズ

これまで、ご協賛、ご協力、ご声援、あらゆるご支援をいただき、本当にありがとうございました!「食プロ」はいったん終了しますが、また会える日まで~~(@^^)/~~~ これからもWe love Japanese dish!