皆さん、こんにちは! 「食プロ」担当の欲多ベルナよくたべるなーです♡
「食で世界を応援プロジェクト」11月のインスタライブはいかがでしたか?今回のインスタライブも必見!こちらからアーカイブをご覧いただけますよ(Instagramの公式ページに移動します)

ゲストのセプティさんは、インドネシア・ジャカルタ出身。ヒジャブを被っているのでわかるようにイスラム教徒・ムスリムです。
おさらいしておくと、ハラルとは、イスラム教の教えにおいて「許されている」という意味のアラビア語です。食べ物においては魚介類や野菜・果物など=ハラル。逆に豚肉やアルコール飲料などは禁じられたもの=ハラム。食べ物以外にも嘘を付くことや物を盗むこと、女性の肌の露出などがこのハラムに当てはまります。(一般社団法人ハラル・ジャパン協会ウェブサイトより)

セプティさんにお聞きすると、最初に来日した2016年の日本ではほとんどハラルフードの取扱いがなかったんだとか、でも今は東京・新大久保のスーパーやネットショップでも手に入るので、自炊するには安心。だけど、日本の調味料の醤油、味噌、酒、酢には、アルコールが使われているので使用はNG。だから、外食はほとんどできないの。
今回はその調味料を使わず、美味しい「甘酢漬け」を作ろうと、浜内さんが挑戦しました。

酢の代わりに"レモン”を使います
焼いた鮭を漬け汁へ

調味料は、塩、レモン、そしてトマトジュース。あまり野菜を食べないセプティさんにビタミンC、リコピン(抗酸化作用)を補給、さらに、うまみと酸味でおいしさアップ。ふむふむ、トマトジュースに塩とレモンを絞って飲んだことがあるぞ、おいしそう♪

そこに、ハラル認証の鶏肉と、魚ではセプティさんが一番好きな鮭、しめじを焼いたものを入れて、いろいろな食材のうまみが染み込んで、美味しい漬けダレに変わるの。ワクワクするわ~

「ハラル 鶏肉と鮭の甘酢漬け」

その上に、玉ねぎ、にんじん、しょうが、レモンも入れて、しんなりしたら出来上がり!30分以上、1時間くらい漬けておくと良いです。その間にご飯炊いちゃおっと。
出来上がりは、素材のうまみがタレに染みて、とっても美味しいの!いつもの甘酢漬けよりもさっぱりしていて、こっちも好き🤤

「うまい!」

セプティさんは、2018年に知り合った彼と、2022年に目黒のインドネシアモスクで結婚式を挙げました。旦那さんのタウフィク・ラフマンさんは岐阜で働いているので、離れて生活しているの。でも月に一回は、東京に来てくれるんだって♡そして美味しい料理を作ってくれるんだけど、今度会うときは「私が作るしかないか~」と言っていました(笑)
インスタライブは旦那さんも見てくれていて、セプティさんに愛のあるメッセージが届きました。「頑張ったね!可愛かったよ!結婚して良かった!」(ラブラブだわ~💛)

左セプティさん 右タウフィク・ラフマンさん

来年3月には、セプティさんは文化外国語専門学校の日本語通訳ビジネス科を卒業、旦那さんも5年間の技能実習を終えて、インドネシアに帰国します。まだ一緒に暮らしたことのないお二人は、インドネシアで新婚生活が始まります。日本で生活してもらいたい気持ちはあるけれど、これからのお二人を応援します。インドネシアでは日本に関係する企業に就職されると思うので、これからも日本とインドネシアの架け橋として、活躍されることを祈っています。

セプティさんからメッセージが届きました♪
「和食の作り方は難しそうに見えますが、今回一緒に料理をしているうちに、決して難しくはないと思うようになりました。例えば、このレシピでは酢を使わず、レモンに変えてみるとか……。私は諦めていたのですが、調味料に関しては他のものに変えてもなんとかなるものですね。調味料も含め、今後もハラル認証マークが商品開発され、徐々に広まっていくことを期待したいです!」

次回の予定は、12月23日(土)午後7時から
米国・シアトル出身のライアン・ドレイスさんをゲストに、インスタライブを行います。どうぞお楽しみに!

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