入選作品一覧
「新・介護百人一首2023」へのたくさんのご応募ありがとうございました。
寄せられた短歌14,196首の中から選定された100首を毎週2首ずつ、
ご応募いただいたイラストとともにご紹介します(水曜更新)。
掲載内容は2023年の応募時点の情報に基づいています。
あ
- 朝岡 剛
息子だと 何度喉まで 出たことか 我親切な 職員演ず - 青山 凜乃
利用者と 話せなくても 会話する 縦へ横へと 首振ることで - 阿部 千代子
ごめんなさい あやまりながら そっと押す 深夜の病室の ナースコール - 池谷 明日加
「流れより 好みを選べ 若人よ」 そう言う貴方が 選べていない - 石山 基
アンケート 緊急時の 手助けは 借りる名もなし 空欄で出す - 磯貝 幸子
曽孫より 届きし俳句を 推敲す 学びし講座が 今役に立ちぬ - 伊藤 鈴奈
妹が 寝ている隙に 練習し 介護士の気分 味わってみる - 井上 信隆
「我が妻は 世界一です」 大声で 叫んだ空は なまり色して - 井上 実咲
利用者と 話すうちに つく知識 平成生まれ 心は昭和 - 猪瀬 さと子
苦労して 来たよ笑顔で 話す九十二歳 老女の指は 九本曲がって