精神医療の世界を描く話題の漫画を原作に、中村倫也と土屋太鳳が出演する、土曜ドラマ「Shrink―精神科医ヨワイ―」。
夏休みの終わりに不安な気持ちを抱えている若い人たち、職場での生きづらさに限界を感じている社会人の方々、そして、精神疾患を治療中の患者さんと介護に奔走しているご家族……幅広い世代の人々に向けた「観るカウンセリング」ドラマです。
このたび、第3話ゲストとして、白石聖さん、細田佳央太さん、ドリアン・ロロブリジーダさん、中島ひろ子さん、光石研さんが出演することが発表されました。
【第3話のあらすじ】
新宿ゴールデン街のBARでアルバイトをしている小山内風花(白石聖)は、可憐な容姿の一方で、気性が激しく感情を上手くコントロールすることができない。裕福な家庭で育った彼女は、バイトの給料だけではおぼつかない生活費や遊興費を、父の正一(光石研)と母の昌子(中島ひろ子)からの仕送りでまかなっていた。
風花のボーイフレンド・優(細田佳央太)は、風花に二股をかけられながらも、彼女を優しく見守り続ける日々を送っていた。ある日、風花のリストカットの傷が日に日に増えていくことを心配した友人のセイコ(ドリアン・ロロブリジーダ)は、近所にある“ひだまりクリニック”を勧める。
弱井(中村倫也)のもとを訪ねた風花に、弱井は“パーソナリティ症”という病名を告げる。弱井のことを気に入り上機嫌で帰って行く風花だったが、研修先から戻った雨宮(土屋太鳳)は、風花の後ろ姿を見てなぜかがく然とする。
生まれ持った性質と環境によって作られた性格が合わさってできる考え方や行動を、精神医学ではパーソナリティと呼びます。それに偏りがあって社会生活に支障が出る場合に、パーソナリティ症と診断されます。
周りからは面倒な人だと思われ距離を置かれますが、本人は生きづらさと虚しさにいつも苦しんでいます。そのため、極端な怒りをぶつけたり、自傷行為を繰り返したりしてしまいます。
小山内風花役 白石聖
【白石聖さんのコメント】
泣き芝居やシリアスなシーンも多かったのですが、ひだまりクリニックの名の通りとても温かい現場で、中村さんが「あまり無理をしないように」と優しく声をかけてくださったおかげで、安心して風花と向き合うことが出来ました。
あるシーンの撮影中に思わぬタイミングで涙が出てきてしまったり、感情のコントロールがうまくいかないこともありましたが、パーソナリティ症に苦しむ風花を演じるにあたってそれがヒントになったと思っています。
とても難しい役でしたが、“変わりたい"という彼女の想いとその成長に私自身とても勇気づけられました。頑張っている人、疲れている人、何かに悩んでいる人。是非皆さんに観ていただきたい作品です。
温田優役 細田佳央太
【細田佳央太さんのコメント】
僕が演じた優という人間は、白石さん演じる風花を支えていたつもりが、実はお互いに依存関係になっていて……という、自分でも気づかないうちに気持ちが不安定になっていく男の子です。そうした意味では、風花さんとは別角度で心の病と向き合うことになっていく訳ですが、だからこそ届くものがあると信じています。
心に不安を抱えて生きる人が多いこの日本で、「Shrink」という作品に携わらせていただいたこと、本当にうれしく思いますし、多くの人に観ていただけたら幸いです。
セイコ役 ドリアン・ロロブリジーダ
小山内昌子役 中島ひろ子
小山内正一役 光石研
土曜ドラマ「Shrink―精神科医ヨワイ―」(全3回)
2024年8月31日(土)スタート
毎週土曜 総合 午後10:00~10:49
毎週土曜 BSP4K 午前9:25~10:14
原作:『Shrink~精神科医ヨワイ~』七海仁(原作)、月子(漫画)
脚本:大山淳子
音楽:富貴晴美
音楽プロデュース:福島節
演出:中江和仁(「きのう何食べた?」「大豆田とわ子と三人の元夫」ほか)
出演:中村倫也、土屋太鳳、井桁弘恵、三浦貴大 、竹財輝之助、酒井若菜ほか
(第3話ゲスト)白石聖、細田佳央太、ドリアン・ロロブリジーダ、中島ひろ子、光石研 ほか
制作統括:阿利極(AX-ON)、樋口俊一(NHK)
プロデューサー;齋藤大輔、久保田傑(オフィス・シロウズ)
「Shrink―精神科医ヨワイ―」NHK公式サイトはこちら
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