きょうなん(桐谷健太)の名が江戸中に知れ渡り、つたじゅう(横浜流星)が手掛けた狂歌の指南書『浜のきさご』などが飛ぶように売れた。耕書堂は江戸で大注目の本屋となり、蔦重も江戸一の目利めききと呼ばれる。

そんな時、蔦重はわら(里見浩太朗)から日本橋に進出することを勧められる。

一方、誰袖たがそで(福原遥)は、蝦夷地えぞちに関する駆け引きで、商人を通さず直接オロシャからはくを買い付けてはどうかと、松前まつまえ廣年ひろとし(ひょうろく)を口説こうとする。