ドラマの出演者やスタッフが「この回のあの人、あのシーン」について語ったコメントを不定期で配信するコーナー。今回は、まひろ役の吉高由里子さん、中宮ちゅうぐうあき役の見上愛さんから!


吉高由里子さんの第37回振り返り

——『まくらの草子そうし』を愛読する一条いちじょう天皇(塩野瑛久)に『源氏物語』が献上されましたね。

帝が手にしていた『枕草子』の装丁、美しかったですねぇ。ですから、帝に献上するための『源氏物語』の豪華本は、こっちだって負けないぐらい、きれいなしつらえのやつを仕込みました(笑)。

出来上がるまでの過程を、本の作成にかかわった藤壺の人たちが、それぞれの役割を担って、かなり時間をかけて丁寧に撮ったので、見ていておもしろいシーンになっていると思います。


見上愛さんの第37回振り返り

——敦成あつひら親王を産んでから雰囲気が変わりましたね。

子どもを産んでから、青の衣装に変わったんです。最初のうちはずっとピンクの衣装を着ていたんですけど、彰子が「好きな色は青」と話していたからかもしれません。

どちらも好きですね。ピンクは少女らしさがあって、華やかでてきでした。青は、他の方があまり着ていないこともあって新鮮ですし、大人になった気分がしてうれしいです。どちらも気に入っています。

時系列に沿って撮影するわけではなく、時代を行き来しながら撮るので、衣装によってどの時期なのかを自覚できるのはありがたいですね。髪型も、子どもを産んでから前髪がなくなるんですけど、そんな細かい部分一つひとつに助けられています。