ドラマの出演者やスタッフが「この回のあの人、あのシーン」について語ったコメントを不定期で配信するコーナー。今回は、まひろ役・吉高由里子さん、藤原道長役・柄本佑さんから!
吉高由里子さんの第25回振り返り
——宣孝(佐々木蔵之介)の求婚を受け入れましたが、どんな気持ちでしたか?
好きになったというわけではなく、すべてを許してくれる宣孝さんの寛大さと、自分の居心地のよさを選んで着地したところじゃないかな、と思います。
——「私は不実な女でございます」と言いましたが……。
宣孝さんも「不実なのは、あいこである」と受け止めて……。まひろも、そういうふうに返してくれる人には出会ったことがないでしょうし、宣孝さん自身も頭の切れる方なので、話していても楽しいと思います。
以前は「器量もそう悪くはない」みたいな言い方をされて、こっちは「……はい」と言うしかなかったのですが(苦笑)。それでも、夫婦になったら、まひろに妻としての自覚がちゃんと芽ばえてくるというか、宣孝さんをもっと求めるような、女性としての感情も教えられていくんじゃないでしょうか。
それにしても「私は不実な女」なんて、これまで言ったことのない言葉で、これからの人生でも使うことはないと思うし、一生に一度だけ蔵之介さんに言ったという……(笑)。思い出に残ります。
柄本佑さんの第25回振り返り
——まひろの結婚話を聞いた時の感想は?
宣孝からまひろが結婚するという話を聞いて、「おお、そうか」って表情に出さないように「それはめでたい」と答えたけれど、「相手は私です」と言われると、さすがに……。
道長は、宣孝さん本人に対して敵対しているような感じはないんですよ。年も離れているし。でも言われてすぐは、それはやっぱりショックですよ。その日は家に帰らずに、一晩中内裏で仕事に没頭しようとしているから、まあ相当「くらっちゃった」感じがしますね(笑)。