昭和6年、東京。女学校に通う猪爪寅いのつめとも(伊藤沙莉)は父・直言なおこと(岡部たかし)、母・はる(石田ゆり子)から次々とお見合いを勧められる。女学校を出たら結婚し、子供を産み、家庭を守るのが当然とされていたからだ。

だが、寅子は納得できない。特にやりたいことはないものの、結婚するのも何かが違う……。だが同級生で親友の花江(森田望智)に「親不孝」と言われ、3度目の正直と意気込むが、お見合いの席で寅子は調子に乗ってしまう。