ドラマの出演者やスタッフが「この回のあの人、あのシーン」について語ったコメントを不定期で配信するコーナー。今回は、まひろ役・吉高由里子さんから!


吉高由里子さんの第9回振り返り

――直秀がこの世を去ってしまいました。まひろに大きな影響を与えた直秀との関係を振り返って思うことは?

正体や出自を知らない者同士で会って関係性を築いていくのは、すごく楽しいことだと思います。最近は、互いにゼロの状態からお友達になっていくことがあまりないので、その関係性はちょっと憧れますね。

知らないからこそ質問もいっぱい出てくるし、お互いのことを知ってからの方が長話って難しいのかもしれません。

彼が本当はどういう人か、どんなことをしているのか、次に何をするのか、といちばん知りたいときに、直秀とさよならすることになってしまった。せっかくの友情が一瞬で消えてしまうのはすごく悲しかったですね。

散楽のメンバーとのラストシーンの撮影は地方ロケで、その前から夕食をみんなで食べたりしている中で、「もうみんな殺されちゃうんだ……」と思ったら、なんか泣きそうになってしまいました。

印象に残っているのが、第6回で直秀が言う「散楽を見に来る民はみな貧しく、かつかつで生きている。だから笑いたいんだよ」「お前の話は、まったく笑えない」というセリフです。

まひろはもともと笑いたいという気持ちがあまりなくて、面白さと幸せがイコールではなかった人。でも、直秀が「笑い」について教えてくれたことは、彼女にとって大きいことだったと思います。