「アニソン・アカデミー」生徒会長(番組MC)の“しょこたん”こと中川翔子による連載コラム。今回は、ステラ読者のみなさまから届いた質問に「アニアカ」風にお答えします!

こんにちは、中川翔子です。今回は、読者のみなさまからいただいた質問に答えていきたいと思います。誌面で「アニアカ」みたいにできるかな。それでは、いってみましょう! ♪トゥットゥル~

まずは、東京都の「のあちゃん」さんから。
「いつも『アニアカ』を楽しく聴いています」って、わぁ、ありがとう。「番組ではアニソンがフルサイズで流れていますが、長めの曲がかかっているとき、しょこたんはどんなふうに過ごしていますか?」ですって。

うーん、何してるだろうな。あべし*と「この曲の、これがかっこいいよね」と話し合っていたり、というか私が一方的にしゃべっているんですけど(笑)。いい曲だと、すぐにスマホで調べて「これ売ってるかな?」「売ってた。買うわ!」って。売ってないときには、ひたすら聞き耳を立てて、「このベース、かっこいい」とか脳内メモリーに記録して。

串田アキラさんが歌っている特撮ソングとかだと、テレビで流れたバージョンとフルサイズ音源でボーカルテイクが違うものがあったりするんですよ。そんなときは「これ違うんだけど!違うんだけど!!」って大興奮したり。そんなこんなで楽しく過ごしています。やっぱりフルサイズで聴けるっていうのは、すごくデカいな!

続いては、島根県の「真島るる」さん。
「しょこたんが楽しそうにアニソンについて語ってくれるので、アニソンに興味を持ちました。入門編として聴くのに、どんな曲がおすすめですか?」。

そうですねぇ。アニソンが大好きな私でも、聴く時間とか体調とか、それこそ季節によってもハマる曲が違うので一概には言えないけれど、私が大好きなのは『続々々々々・テレビまんが主題歌のあゆみ』というアルバムですね。それぞれの時代のアニソンをギュッと集めたアルバムで。

そんな感じのCDがいろいろ出ているから、まずは代表的な曲から入って、ちょっとずつ“守備範囲”を広げていったらいいんじゃないかと思います。そこから作品ごとのアルバムを聴いていくと、「キャラソンや挿入歌も遊び心があっておもしろいな」と思えたりするし。

アニソンって、ロックもあれば、切ないバラードも、シュールなのも、“電波”っぽいのもあって、幅の広さは無限大。

だから、無限の宇宙に飛び込める喜びだと思って聴いてほしいかな。あとはシンプルに「アニアカ」をこれからも聴いていただけたら。私も、お気に入りの山下七海さんの「オオカミとピアノ」は、「アニアカ」のリクエストで流れて初めて知りました。

「何これ、めちゃくちゃいい曲じゃない!」って。「WakeUp,Girls!」のキャラソンだったんだけど、このアニメを見てなかったから出会えていなかったんですよね……。

あああ、2通しか紹介できなかったよ(涙)。続きは、また次の機会に! 楽しみにしててくださいね。中川翔子でした!!

*あべし…「アニソン・アカデミー」生徒会書記を務める、放送作家、シンガーソングライターのあべあきら。

5月5日生まれ、東京出身。2004年に開設した公式ブログ「しょこたん☆ぶろぐ」が大評判となり、アニメ・漫画・特撮・カンフーなどの豊富な知識で大きな話題を集める。2006年に歌手デビューして、翌年「空色デイズ」で「第58回NHK紅白歌合戦」に出場。俳優としてのNHKドラマ出演は、連続テレビ小説「まれ」、ドラマ10「デイジー・ラック」ほか。2011年公開のディズニー映画「塔の上のラプンツェル」(日本語吹替版)では、主人公・ラプンツェルの声を担当。4月には中国・上海での音楽ライブ出演、5月には毎年恒例のバースデーライブ開催も決定している。

(NHKウイークリーステラ 2020年10月9日号より)