ともかくも 生きてて良かった 貴司くん 五島は癒やしの 島なのね
舞ちゃんよ それは禁じ手 ばあちゃんと 母の古傷 触れるべからず
誰よりも 幸せになれ 久留美ちゃん 全視聴者の 願いを込めて
みじょカフェや またも遠恋⁉️ 「むっちゃん」は いつ見られるの さくらさん

……以上、今週の感想を、五七五七七でまとめてみました。(←なんでやねん笑)

ということで、五島の癒やしパワー再び!の今週。激動からのじんわりですね。
舞ちゃん、貴司くん、久留美ちゃん、それぞれ家族と向き合い、新しい一歩を踏み出しましたね〜。
そう、3人、3家族のお話が無理なく展開されている……感動。
しかし、今回は、あえて五島の皆さんにスポットを当てていきたいと思います!


祥子ばんばの名言再び! こういう人に、私はなりたい!

「もう無理」と会社を辞めた貴司くんが向かった先は、なんと舞ちゃんのお母さんの故郷、五島でした。
そう、五島といえば、熱ばかり出して消極的だったころの舞ちゃんが、しばらく滞在することで元気を取り戻した、究極の癒やしスポット。
貴司くんも、デラシネのおっちゃんのように、島に呼ばれて行ったのかもしれませんね……。

そして、舞ちゃん、久留美ちゃんに自分の気持ちを打ち明け……。それだけでもずいぶん楽にはなったんだと思うけど、そう! この島にはあの人がいるんです! 口をひらけば名言のオンパレード、祥子ばんばです。

初めて会った貴司くんに何を察したのか、「変わりもん」といい放ち、それを慌てて制する舞ちゃんに、
「そがん腫れもんごた(そんな腫れ物みたいに)扱わんでよか。貴司くんも周りに合わせんでよか。自分のことば知っちょる人間が一番強かけん。変わりもんや変わりもんで堂々と生きたらよか」
カッコい――――! はい!堂々と生きます!
と強くうなずいたのは、何も貴司くんだけではないはず。

そんなばんばですが、昔からそういう考えを持っていたというわけでは無さそうです。今週明かされた、20年前のめぐみさんとの対面シーン。
大学を辞めて町工場のおかみさんになると宣言する娘に、ばんば(当時はまだばんばじゃないけど)は強く反対する。そりゃそうだ。
島で育った娘を大学に入れるのって、たぶん、そんなに簡単なことじゃない。。。だからこその「帰ってくるな」だったし、めぐみさんもその覚悟だったんだよね。

からの、今度は孫と娘の対立。
どういう思いでそれを見つめていたのか、そして貴司くんにあの言葉を言ったのか。。。高畑さん!!あ、違った祥子ばんば!! いや~泣かせます。

人は親を越えて大人になる、というのはこれまでもたくさんの物語で描かれてきたことだけど、このドラマでは、舞ちゃん、そして貴司くん、久留美ちゃん、それぞれの親との対面、そしてある意味での克服が描かれていて、無理がない。

しかも越えられた親側にも、ちゃんと変化や成長がある。
ばんばのような大人に、私はなりたい。


ついに登場、一太くん。変わらなすぎる姿に感動! でも……?

さて、五島にいるのは、ばんばだけではありません。豪さん、さくらさん、伸吾さん(めぐみさんの同級生)。懐かしい人々が再登場です。
みんな元気そうで何より〜。ていうか、さくらさんがオープンした「みじょカフェ」がたまり場になってる!笑
そう、朝ドラと言えば、たまり場が必要ですからね!

そして忘れてはいけない再会が、一太くん!
あまりにも子役からの違和感が無さ過ぎて、ドラマであることを一瞬忘れたよね。変わらなーい!と。(←別人なのでそんなはずはない)

演じるのは若林元太さん。
うん、〜太っていう感じの顔してる! いい奴そう!
しかも、舞ちゃんが連れてきた(わけではない)貴司くんのことを婚約者連れてきたと勘違いするとか、、、いいなあ。それでこそ一太くんだー!

ところで、その貴司くんの、首にタオルかけての登場、、、
あれって「おかえりモネ」に似たシーンありませんでしたっけ!?
菅波先生(坂口健太郎)と、りょうちん(永瀬廉)が初めて会ったシーン!
ねえ?

でも、私としては、その時と圧倒的な差があったと思うんですよ。
それがカメラワーク! ためが足りないって!絶対!
一太が慌てて出て行くのはいいけど、もっと私たちをちゃんとドキドキハラハラさせてほしいーっ!!

そのあと、実は貴司くんが婚約者じゃないとわかって、、、というシーンも、そこ、豪さんとのツーショットじゃないでしょ! 一太オンリーのアップでしょ!?と思う私。

そういうカメラワークひとつでさあ、、、
うん、これは一太くん、舞ちゃん、貴司くんの三角関係、っっていう展開はないんだな。。。ってわかっちゃうじゃん。

もう少しだまされて(?)いたかった。。でも、一太くん、船大工継ぐってすごい決心だね。これからどれくらい登場してくれるかわからないけど、一太くん、応援したいと思いました。

一方、名前しか登場しないさくらさんの恋人「むっちゃん」。今度は海外勤務って! さくらさん、遠距離恋愛耐性強いなあー。けなげだよう。。。いつか、しっかり、尻に敷いてほしいですね、幻のむっちゃんを。


今週の朝ドラ見る家は……

まずは、赤楚衛二さん演じる貴司くん推しの妹(若いイケメン好き)から、こんな知らせが。

妹「貴司くんの短歌を俵万智さんがコメントしてるから見て! 将来性があるって! あ、Twitterね!」
お、おお。妹が俵万智さんのアカウントをフォローしていることのほうが驚きだけど、どれどれ……と見てみると。

〈星たちの 光あつめて 見えてきた この道をいく 明日の僕は〉という貴司くんの初短歌に対して、こんな投稿が。
俵万智さん「結句の倒置が、いいなあ。『僕は』って開かれて終わると、そこに無限の未来が感じられる」

さすが歌人、目の付けどころが違いますね。そうか、「結句」というのね、最後の七音は。しかし、将来性うんぬんとは言ってないぞ。日本語をよく読め、妹よ……。でも、貴司くんのこれからは確かに楽しみですね!
少し休んで、世界中を旅したりして、本気で歌人を目指すというのもありかもよ⁉️『五島記念日』、待ってるよ★

さて、今回は、ドラマの本筋とはなんら関係ない、うちの両親の攻防(?)をご紹介!

(月曜日のラスト、「貴司が〜」と舞ちゃんちに駆け込んできた梅津のお母さんを見て)
父「貴司、死んだのか!?」
母「も〜、そういうこと言わない!」
父「だってそういう演出だろう、これは」
母「大丈夫よ。朝ドラなんだから! NHKだし!」
父「(非難されてバツが悪そうに)いや、だからさ、演出にのっただけだよ」
母「(冷たい目で)あなたって、そーゆーとこ、あるわよね……」

↑仲良くしてください。
しかし、母のNHK朝ドラへの絶大なる信頼よ(笑)。
確かに、かなりヒヤヒヤはしたけど、内心では、まあ、そこまでダークな展開はないとは思ってたよね。ドラマ10とか、夜ドラだったらわからないけど、朝ドラでそんな展開されたら、全国の視聴者は、元気よく学校や会社にいけないわ……。

(ばんばと浩太さんの話を、めぐみさんが盗み聞きしているのを見て)
父「出た、朝ドラ名物、立ち聞き!」
母「あなた、それ、出てくるたびに言うわよね……」
父「だって、よく出てくるから」
私「やっぱり、ドラマ的には都合がいいんじゃない? 短時間で話を展開させるのに」
父「そうだよなあ。実際、人の話し声って、そんなに聞こえたりはしないもんなあ〜」
母&私「……」
父「ん?」

↑父は、人よりも声が大きくて透るタイプ。
その気がなくても家族には聞こえていますよ……。そう、今もね!
こうしてネタになっているからいいようなものの、時々、聞いてもいないドラマ(に限らない)解説を始めて、けっこう邪魔なんですよね……。

そして来週、第8週「いざ、航空学校へ!」
お母ちゃんのGOも出て、舞ちゃん、無事に航空学校に進むようです。難関だって言ってたのに! 舞ちゃん、優秀なんですね〜。というより、頑張り屋さんだからなぁ。目標に向かってまっしぐら、ということなんでしょう。

で、再び、舞ちゃんの学校生活が始まるみたいです。
予告編で画面6分割で登場してた6人が、同級生ってことかな?
また、キラキラまぶしい青春ドラマが見られそうな予感!
今度こそ、恋愛展開もありそう……? いや、やっぱりそれどころじゃないか。
ところで、「女性のパイロットは日本にはまだいない」とか「男子学生ばかり」と言われていた航空学校ですが、予告によれば、女性は舞ちゃんだけではないようです。心強い〜!
イケメンもいいけど、由良先輩とか、ばんばとか、たくましくて頼りになる女性は大好物(笑)。
新キャラに 心ひそかに 期待して 明るく元気に また来週!

朝ドラ見る子 (あさどら・みるこ)

“朝ドラ”を見るのが日課の覆面ライター。朝ドラを日々のスパイスとして、朝ドラをきっかけにいろいろなことを考えたり、人と話したりするのが好き。地方生まれ、東京暮らし、ときどき帰省。その影響で、最近は両親(60&70代のシニア夫婦)も朝ドラを見るのが習慣に。さらに、渋いおじさん好きの姉(朝ドラ見る姉)と若いイケメン好きの妹(朝ドラ見るる)も。家族ぐるみの(?)、自由気ままなレビューをお届けします♪