連続テレビ小説『舞いあがれ!』スピンオフドラマ
FMシアター『歌をなくした夏』
8月26日(土)午後10:00~10:50(FM・全国放送)
※放送後1週間、NHK「らじる★らじる」で聞き逃し配信あり。

【作】桑原亮子 【音楽】富貴晴美
【出演】八木莉可子、川島潤哉 ほか
【制作統括】管原浩 【演出】熊野律時(連続テレビ小説『舞いあがれ!』制作統括)


連続テレビ小説『舞いあがれ!』のスピンオフドラマが、FM 放送のラジオドラマで放送!
登場するのは短歌賞の佳作を受賞した歌人の卵・秋月史子とくせ者編集者・リュー北條。 ある少女との出会いが、孤独からしか短歌は生まれないと思っていた史子に変化をもたらします。そこにリュー北條も関わってきて…。テンポのよい掛け合いと史子の新しい短歌も誕生する。


【あらすじ】
歌人の卵・秋月史子(八木莉可子)はコンビニと喫茶店のバイトをしながら、第一歌集の出版を目指している。最近、歌が作れなくて悩む史子の前に、妙な少女(毎田暖乃)が現れて、何かとからんでくる。近くで働く父親を待っているという少女が気になってしかたがない史子。

くせ者編集者のリュー北條(川島潤哉)は、史子が新しい歌を作れるように、楽しい記憶を聞き出そうとするが、史子が思い出すのは父との悲しい記憶。しかし、そこには史子が気づいていなかった父の思いがあったことが明らかになっていき… 。


【登場人物&キャスト】

秋月史子(あきづき・ふみこ)役 八木莉可子

歌人・梅津貴司の古本屋・デラシネに来た歌人の卵。貴司に思いを寄せていたが、貴司が幼なじみの岩倉舞に送った絵はがきを見て、貴司の思いを知った。貴司たちの前から去った後、長山短歌賞の佳作を受賞。今は第一歌集の自費出版に向けてアルバイトに励んでいる。

八木莉可子さんからのコメント
『舞いあがれ!』の秋月史子を再び演じることになってとてもうれしいです。川島さんとは大河ドラマ『鎌倉殿の 13 人』でも同じシーンで共演させていただいて勝手にご縁を感じていました。注目してほしいところはたくさんあるのですが、(脚本の)桑原さんがすごくすてきな短歌を作ってくださいましたので、ぜひ最後まで聞いていただけたらなと思います。


リュー北條(ほうじょう)役 川島潤哉

うさんくさい短歌の編集者。長山短歌賞を受賞した歌人・梅津貴司の才能を出版の売り上げに生かそうと、貴司に難題を注文して不安にさせた。デラシネに出入りするなかで秋月史子と出会い、史子が短歌賞の佳作を受賞したことから史子の第一歌集を出版したいと話を持ちかける。

川島潤哉さんからのコメント
スピンオフと聞いて、「やった、できるんだ」という喜びがありました。『舞いあがれ!』のプラスアルファとなる話を脚本の桑原さんに書いていただけて本当に贅沢だなと思います。『舞いあがれ!』は舞ちゃんを中心にした話ですが、今回は秋月さんを中心に魅力的なキャラクターがそろっていて、いい意味で別の話です。楽しみにしていてください。


【脚本・桑原亮子さんからのことば】
『舞いあがれ!』本編で舞の背中を押し、「私は、私の歌を詠んで生きていきます」と去っていった秋月史子。「大切な人の心に向かって、ど真ん中ストレート投げるつもりで書けよ!」と貴司を鼓舞したリュー北條。舞と貴司が結ばれたのは、この個性あふれる2人のおかげでした。

ラジオドラマ『歌をなくした夏』は、それら2年後のお話です。この夏、史子は経験したことのない危機に直面していました。そこに現れたのが、貴司の担当編集者・リュー北條です。かつて互いを「俗物」「エゴイスト」と呼び、遠慮ないやりとりを繰り広げていた2人が再会したことで、史子のバイト漬けの毎日に変化が訪れます。

今回、6名のすてきな俳優さんが『舞いあがれ!』の新たなエピソードを作り上げてくださいました。史子の知られざる一面を繊細に演じてくださった八木莉可子さん、リュー北條を常に台本以上の面白さにしてくださる川島潤哉さん、ラジオドラマが初めてとは思えないほど堂々としてチャーミングな毎田暖乃さんらの、息の合ったお芝居をぜひお聞きください。富貴晴美さんの優しい音楽とともに、もう一度、『舞いあがれ!』の世界を楽しんでいただけると幸いです。


連続テレビ小説 『舞いあがれ! 』 のヒロイン・岩倉舞を演じた福原遥さんと歌人・梅津貴司を演じた赤楚衛二さんからもメッセージが到着!(FM シアター『歌をなくした夏』へのお二人のご出演予定はありません)

福原遥さんからのコメント
私自身もそうですが、『舞いあがれ!』をてくださっていた皆さんも、秋月さんのその後がとても気になっていたと思います。八木さんが演じられる、とても心温かな、真っ直ぐな強さを持っている秋月さんにまた会えること、そして、優しさであふれている桑原さんの世界観にまた戻れることが、今からとても楽しみで仕方ありません。

赤楚衛二さんからのコメント
僕の中でも特別なおもいのある作品『舞いあがれ!』のスピンオフラジオドラマが制作されてすごくうれしいです。孤独と向き合って歌を詠んで生きてきた秋月さん。本編でも彼女はこれからどんな人生を歩んだのか気になっていました。秋月さんのいろいろなおもいを紡いだ短歌をまた聞けると思うと楽しみです。