五島での、舞ちゃんとばんば(=おばあちゃん)の2人暮らしが始まりました。
ばんばとジャム作ったり、ばらもん凧作ったり、貝殻モビールを作ったりするうち、どんどん表情が明るく、活発になっていく舞ちゃん。
ざぁまにみじょかね〜!(=とってもかわいい、で合ってます??)

先週は、ちょっとおとなしめのヒロインなのかな〜と思っていたけど、今週のあの笑顔につながるための演技プランだったのね……浅田芭路、恐ろしい子!
ちなみに、名前は「はろ」ちゃんです。覚えて帰ってね♪


五島ことばが、ざぁまに気になるたい!

で、さっそく使ってしまいましたが、今週は、五島のことばがたくさん登場しましたね! 基本は、長崎あたりのことばに近いようですが、

・ばえ〜!(主に驚いたときに使われる)
・ざまに(とても)
・みじょか(かわいい)
など、初めて聞くものも。
でも、なんとなくわかっちゃうところが、方言のすごいとこです。あと俳優さんがすごい。

とはいえ、舞ちゃんも最初は四苦八苦。
そういえば、小学校では「五島弁かるた」も登場していましたね。

読み札「みんのみんにみんのひゃってみんのみんのいたか!」
(右の耳に水が入って右の耳が痛い)
いや、これ謎でしょ。本当かいな(笑)。
でも一瞬、子どものときにはやった大阪弁のやつを思い出したのは、私だけでしょうか?
「あれ、ちゃうちゃうちゃう?」「ちゃうちゃう。ちゃうちゃうちゃう」
(あれはチャウチャウ犬ですか? 違うよ、チャウチャウ犬じゃないよ)
舞ちゃんは大阪弁ネイティブだし、あとで一太くんたちに教えてあげたかも?

でも、なんと言っても一番は、「およ!」ですね。
どうやら、「おや」とか「あら」などの感嘆符も、「およ」。
「うん」や「そうだね」のような相づちも、「およ」。
「およ!」と元気よく言ったり、「およ〜」としみじみうなずいたりするパターンも。なかなか、使い分け(演じ分け)が難しそうですが、ちょっと使ってみたくなりました。


祥子ばんばの名言を振り返りたい!

予想どおり、祥子ばんばから、舞ちゃんへ贈られた名言が目白押しだった今週。そう、ヒロインが落ち込んでいるときは、ザ・名言チャーンスなんです!
さっそく振り返っていきましょう。

(舞が、自分は何もできないと落ち込むのに対して)
「できんことは、次、できるようになればよか。そっで、できんなら、できることば探せばよかとよ」

これ、言えます〜!? 全国のお母さん、お父さん、あと上司のみなさん!
肝に銘じてください。これを言える度量がほしい!

特に「できることを探せばいい」が、なるほど、令和の朝ドラだなと思いました。とにかくがむしゃら頑張って、できないこともできるようになれ、だけではないという。(もちろん、それが必要なときもあるとは思うけど)
いや、こういう思いで見守ってくれる人がそばにいるって、いいなあと思いました。私も心がけよう。たとえ、廊下で脱ぎ捨てられた靴下を発見しても……。
「うん、次、できるようになればいいよ」
………うん、忍耐力、必要です。さすがですね、祥子さん、島の女は違うぜ!

(舞が自分の失敗をふりかえってぐずぐずしているのに対して)
「失敗ばすっとは悪かことじゃなか」
これだけ見たら、ふつうのセリフなんですが、これ、このあと、祥子さんが仕事で「失敗」(船でのお迎えに遅刻)してしまうという、まさかのエピソードにつながるんですよね。

そして、「おばあちゃん、失敗は悪いことやないねやろ?」と舞ちゃんからばんばへ。あれ、すごいシーンだと思うの……。私は震えましたね。
人を励ましている側の人が大失敗するシーンを描くって、実はすごい。
カッコつけてた人が失敗するのは、本来、コメディというか、すごくカッコ悪いことです。
実生活ではまあよくあることだな〜と思うけど、それを描いてドラマを破綻させない、脚本家の力量というか、人間の幅を感じるシーンでした。というか、祥子さんという人のカッコ良さですかねえ。

そして締めは、
「舞もバラモン凧ごたに、どげん向かい風にも負けんで、たくましく生きろ」
あのバラモン凧、大きかったですね〜!
トラックの荷台に乗せられているのを見て、確かに舞が躊躇するのもわかるわ……と。だからこそ、あれをあんなふうにうまく揚げられたら、自信につながるだろうなあと。
(うちの母は、一瞬、これCGかしら、などと言っていましたが)

舞ちゃんが、「飛行機に乗ってみたい」と言ったのも、いいシーンでしたね。
これも、普通に言ったら、「何言ってんの、お金かかるじゃない、わがまま言わないの!」で終わりですけど、これまで、自分の思いをはっきり言えなかった舞ちゃんだからこそ大事なセリフでした。
おねだりって、子どもの成長においては、実は大事なことだったんだ……と思いました。そう思うと、言われためぐみさんは、うれしかっただろうなあ。


永作さん、今日が誕生日たい! めでたか〜!

話は変わりますが、今日は10月14日。
めぐみさんこと、舞ちゃんのお母さんを演じる永作博美さんの誕生日なんですよね〜。おめでとうございます☆☆☆
ついつい、永作さんって、おいくつなんだろうと検索しちゃったので、気づきました。え? おいくつかですって? そんな野暮なこと、私の口からは……。

その罪ほろぼし(?)ではないですが、永作さんが活躍されている別番組を紹介しましょう!
「カールさんとティーナさんの古民家村だより」(Eテレ版)
https://www.nhk.jp/p/ts/N1883WJ199/
永作さん、こちらで、ナレーションを担当されています♪

月1回の放送なので、次の放送は10月28日(金)午後6:00〜6:30
(永作さんがナレーションしているのは、Eテレ版のほうなのでご注意を!)
舞台は新潟。ある外国人夫婦のすてきな田舎暮らしの様子を紹介するドキュメンタリーなんですが、永作さんの自然な語りが本当にぴったりで。癒やされるんですよ、本当に。ぜひチェックしてみてくださいね〜。


意外と核心をついている?

おしまいに、今回も両親の素直なるつぶやきをお届けしますね(←特に求められていませんが)。でも、意外と核心をついてる、かも・・・?

父「一太、いい味出してるよな〜。もう登場しないのかな?」
母「そんなわけないでしょ。これはあれよ、あとであの大阪の子(貴司くん)と、舞ちゃんと、恋の鞘当てがあるのよ、きっと。朝ドラあるあるじゃない〜」

(東大阪に帰ってきた舞ちゃんがお父さんの胸に飛び込むのを見て)
父「最近のドラマは、本当によくハグするよなあ」
母「そうね〜。でも、ほら見て。お兄ちゃんとはしてない。あの子、そういうキャラじゃないから。でも出迎えには出てきてるところが、ちょっとかわいいわよね。悪い子じゃないのよ」

※何かというと「悪い子じゃない」って言いがちな母。

次週は、お父ちゃん回になりそうですね。
飛行機にまつわるストーリーも描かれそう。
明るくなった舞ちゃんin東大阪、期待しましょう!
ヒロインの成長で、同じ町が違って見えるかもしれません。

予告に出てきた又吉直樹さんの扮装も気になりますね。
え、何役? 妖精なの? スナフキンなの? 妙に似合ってはいましたが……。
そして、本役の舞ちゃんもさっそく登場しそうです。
子役から本役への移行って、楽しみなような、少しさみしいような。
でも、それまで、子役の浅田芭路ちゃんの活躍を見届けたいと思います。
あ、読みは「はろ」ちゃんですよ。←念のため。

ではまた次週!

朝ドラ見る子 (あさどら・みるこ)

“朝ドラ”を見るのが日課の覆面ライター。朝ドラを日々のスパイスとして、朝ドラをきっかけにいろいろなことを考えたり、人と話したりするのが好き。地方生まれ、東京暮らし、ときどき帰省。その影響で、最近は両親(60&70代のシニア夫婦)も朝ドラを見るのが習慣に。さらに、渋いおじさん好きの姉(朝ドラ見る姉)と若いイケメン好きの妹(朝ドラ見るる)も。家族ぐるみの(?)、自由気ままなレビューをお届けします♪