ドラマの出演者やスタッフが「この回のあの人、あのシーン」について語ったコメントを不定期で配信するコーナー。今回は、つたじゅう三郎ざぶろう役の横浜流星さん、はな役の小芝風花さんから!


横浜流星さんの第7回振り返り

——花の井が名跡のがわを継ぐことを決めた裏に、蔦重への恋心が隠されていることに気づいていますか?

いえ、蔦重は花の井の心の揺れには気づいていません。吉原の男女は、そういう気持ちを持ってはいけないというおきてがあって、それが植え付けられているんでしょうね。その鈍感さが蔦重のいいところでもあるので、存分に鈍感なまま演じています。

——小芝風花さんとお芝居について話をされることはありますか?

具体的な心情の話はしませんが、「どうすれば演じやすいか」と相談をしながら、監督とも一緒になって芝居を作っています。蔦重としては、花の井とふたりでいるシーンでもドキドキすることはないので、視聴者の皆さんには突っ込みを入れながら見ていただけたらと思っています。


小芝風花さんの第7回振り返り

──瀬川を襲名した決断を、どう受け止めていますか?

「吉原をもう一度盛り上げたい。女郎にとって少しでも良い環境にしたい」という思いは、つたじゅうと一緒なんだと思います。そして、瀬川を襲名しようと覚悟を決めた一番の理由は、蔦重の作る細見『まがきはな』が売れるようにするため。元をたどれば蔦重への思いからです。

——花の井の気持ちに、蔦重はまったく気づいていないようでした。

横浜さん自身が、「俺、ダメだよね?」と苦笑するほど鈍感でしたね(笑)。でも、そこが花の井にとって憎らしくもありいとおしいんだろうなって思います。