昭和22年3月。新しい日本の憲法に希望を見出したとも(伊藤沙莉)が向かったのは法曹会館。そこには空襲で被害を受けた司法省の仮庁舎が設置されていた。裁判官として雇ってほしいと直談判じかだんぱんにやってきた寅子だったが、人事課にいたのはなんと桂場(松山ケンイチ)だった。

熱弁する寅子に興味津々の()(どう)頼安(よりやす)(沢村一樹)は「人手不足の上に、GHQも彼女を見たら喜ぶ」と語るが、桂場は難色を示す。