新・介護百人一首

麻痺まひ
ようやく文字の
書けるまで
リハビリ五年
復活をみる

群馬県野口 弘 86歳)

詞書

麻痺の右手を5年経てやっと文字が書けるようになる。以後手のリハビリの糧にと短歌を始める。今ではむ事が日課となる。

感想コメントをいただきました

asaco

麻痺で右手が使えなくなってからの日々は、ご苦労が絶えなかったに違いありません。でも、結果的には麻痺を治したいという強い想いが短歌を詠み始めるきっかけになったのだから、人生は自分次第でどんなタイミングでも新しく始められるんですよね。逆境を跳ね返し、短歌を日々のルーティンにした筆者の前向きな気持ちに勇気づけられました。

asaco

1978年静岡県浜松市生まれ。2男2女のママ。モデルとして雑誌・webやCMなどに出演。子育てにまつわるコラム執筆や、企業の広報PRなど多方面で活動中。2022年よりNPO法人neomuraの理事に就任し、地域活性にも携わる。