2023年度後期 連続テレビ小説「ブギウギ」
主題歌「ハッピー☆ブギ」
作詞・作曲は服部隆之
歌唱は中納良恵・さかいゆう・そしてヒロインの趣里!

10月2日放送開始の連続テレビ小説「ブギウギ」の主題歌が決定!
主題歌「ハッピー☆ブギ」は、ドラマの音楽担当でもある服部隆之さんが作詞作曲し、歌唱は、EGO-WRAPPIN’のボーカル・中納良恵さん、シンガーソングライターのさかいゆうさん、そしてヒロインの趣里さんが担当する。
軽快なブギのリズムにのせたパワフルでソウルフルな3人の歌声がドラマのオープニングを彩る。


作詞作曲 / 服部隆之
服部隆之さん コメント

©木村辰郎

今回の朝ドラは劇伴の他に主題歌の制作も依頼されました。
そして、何の迷いもなくブギを作曲しようと決断しました。それがまるで使命かのように。
曲は去年の秋ぐらいには出来てしまい、ブギという言葉を入れるメロディーだけは自身で固定し、残りの歌詞はプロの作詞家にお願いしようと思っていました。ところが時間経過と共に言葉が浮かんできてしまい、結局詞も自分で書き上げることに。……「買物ブギー」を作詞作曲した祖父と同じ状態になりなんとも不思議な気持ちであります。

作曲していた時から中納さんと、さかいさんに歌ってもらいたいと決めていました。ところが曲が早々に完成すると色々な考えが巡ってくるもので、主演の趣里さんの何回目かの劇中歌の録音の時、彼女の歌がオーディションの頃より日進月歩で成長している様子を目の当たりならぬ耳の当たりにし、この歌声を主題歌に入れない手はないという強い確信を持つに至ったわけです。

れんがなく自然体で且つパワフルな歌声を持つ中納良恵さんと、さかいゆうさん。そして、どんどん現在進行形で花田鈴子にっていく趣里さんの3人で歌うハッピー☆ブギは、敗戦の悲嘆に沈む日本人の明日への活力になるようにと世に送り出された、笠置シヅ子と服部良一によるブギへの讃歌です。多くの皆様にこの歌を口ずさんで頂けましたら嬉しく思います。


歌 / 中納良恵

中納良恵
EGO-WRAPPIN’ヴォーカリスト。
1996年 中納良恵(Vo、作詞作曲)と森雅樹(G、作曲)によって EGO-WRAPPIN’を結成。「色彩のブルース」や「くちばしにチェリー」は、多様なジャンルを消化し、エゴ独自の世界観を築きあげた名曲として異例のロングヒットとなる。
以後、作品ごとに魅せる斬新な音楽性において、常に日本の音楽シーンにて注目を集め続け、2021年には、結成25周年を迎える。中納良恵名義によるソロアルバム「ソレイユ」(2007年)、「窓景」(2015年)と独創的な作品を2枚発表している。2021年6月30日には、6年ぶりとなる通算3枚目のアルバム「あまい」をリリース。

中納良恵さんコメント
ブギの女王 笠置シヅ子さんをモデルにしたドラマ『ブギウギ』の主題歌の歌唱を、服部隆之さんから直々にお話しいただけたこと、身に余る光栄であります。
歌わせていただいた、服部さんの新しい令和のブギが、月曜から金曜まで毎日、全国のお茶の間に鳴り響くなんて!!
この素晴らしい奇跡によって、今の日本がより実直で、明るく、景気よく、平和になっていくことを祈ります。それが、ブギのお役目なのだと思います。
さあさあ!はじまるでー!!
行こか!希望の未来へ!!


歌 / さかいゆう

さかいゆう

高知県土佐清水市出身。
唯一無二の歌声と、SOUL・R&B・JAZZ・ゴスペル・ROCK など、幅広い音楽的バックグラウンドをポップスへと昇華させる、オリジナリティ溢れるサウンドが魅力のシンガーソングライター。
高校卒業後、18歳の時に突如音楽に目覚め、20歳で上京。22歳で単身LAに渡り、独学でピアノを始める。2009年 Sg『ストーリー』
でメジャーデビュー。
自身の楽曲だけでなく、小泉今日子、坂本真綾、SMAP、Sexy Zone、Da-iCE、DISH//、土岐麻子、新妻聖子、薬師丸ひろ子、和田アキ子、等多くのアーティストに楽曲提供をおこなっている。
2018年から世界中を旅しながら、John Scofield(Gt), Ray Parker Jr.(Gt), Bluey from Incognito(Gt), StuartZender(Bs ex.Jamiroquai), Terrace Martin(Sax), Nicholas Payton(TP), Renato Neto(Key)など世界的なプレイヤーとのレコーディングを実現。
2021年5月12日に8枚目のオリジナルアルバム『愛の出番 + thanks to』をリリース。2022年6月22日、「Whale Song」(酔鯨酒造50周年記念ムービーテーマソング)をはじめ、故郷・高知にまつわる楽曲を集めた『Whale Song EP』をリリースし、iTunes R&B チャートにて1位を獲得(連続1位獲得記録を更新中)。
2023年4月8日は、4年越しの野音ライブ『SAKAI YU “LOVERS” CONCERT 2023 in YAON』を開催した。

さかいゆうさんコメント
今回の貴重なオファーをいただき、日本ジャズが生まれ出る瞬間の当時の空気感にできるだけ触れたくて、レコーディング前に服部良一氏の自伝である「ぼくの音楽人生―エピソードでつづる和製ジャズ・ソング史」を読み込みました。大正・昭和時代に、いとも簡単にタイムスリップさせてくれる名著でした。
あの凄まじい時代、戦前、戦中、戦後、僕らの御先祖さん達に寄り添い励ましてくれたブギウギ、このレコーディングに参加できた事を心より感謝申し上げます。


歌/趣里

©富取正明

趣里さんコメント
主題歌を歌うことになるとは微塵も思っていなかったので、服部先生からオファーを頂いたときは驚きでしたし、とにかく頑張らなきゃという思いでした。
中納良恵さんとさかいゆうさんの歌声がとても素晴らしかったので、自分の声が入るとどうなるだろうと最初は不安もありましたが、服部先生からの「ぬくもりのある柔らかな気持ちで歌ってほしい」とアドバイスをうけ、とても楽しくレコーディングできました。
ワクワクし、優しい気持ちになれる曲です。毎朝、楽しく聞いてもらえるとうれしいです。


主題歌決定にあたって / 制作統括・福岡利武

まさに「ブギウギ」な主題歌が出来上がりました!
このドラマでは本編でもたくさんの歌が出てきます。しかも、服部良一さんが作った傑作と言われる曲の数々です。そんな曲にまさるとも劣らない主題歌を作るには、隆之さんにお願いするしか無いと思いました。二つ返事で引き受けていただき、出来上がったデモにはまさかの歌詞まで!!隆之さんから紡ぎ出された現代のブギは、本当にかっこよく、心躍る名曲だと思います。

歌は、隆之さんたっての希望で、EGO-WRAPPIN’の中納良恵さんと、さかいゆうさんにお願いしました。中納さんはこれまでも、服部良一さん作詞作曲で笠置シヅ子さんが歌った「買物ブギー」を歌っておられ、その力強い歌声はまさにこの曲にぴったりだと思いました。さかいさんの甘美な歌声も素晴らしいアクセントになって、より一段と曲の魅力がアップしたと思います。

そして、ヒロイン・趣里さんにも歌っていただいています。趣里さんは歌がうまいというだけではなく、劇中歌の収録や現場でのドラマ撮影を進めれば進めるほど、歌声にどんどん深みが増しています。
服部隆之さんの曲と3人の歌声が共鳴してできあがった、朝にぴったりなウキウキ・ワクワクする主題歌です。10月2日の放送を楽しみにお待ち下さい!