連続テレビ小説「らんまん」にもたびたび登場する横倉山は、牧野富太郎博士が愛した植物の宝庫でもあります。安岡リポーターが、ロマンあふれる横倉山を紹介します。
* * *
清流・仁淀川に沿って遡ると現れる不思議な形の山。それが牧野富太郎博士が愛した横倉山です。
日本でも有数の古い地層から成り、難を逃れた安徳天皇が隠れ住んだともいわれ、修験道の霊場でもあるロマンと神秘に包まれた山。博士はこの山が育んだ小さな植物たちに優しいまなざしを注ぎ、多くの世界的な発見をしたのです。
牧野博士ゆかりの横倉山の植物たち
いつも見ていた近くの山は、こんなにも魅力が詰まった山だったのですね。博士のおかげでそのすばらしさに、やっと気付きました。どうやら私、この山に恋してしまったようです……。
画像提供/越知町観光協会、(一社)仁淀ブルー観光協議会
安岡千春(やすおか・ちはる)
NPO法人日高わのわ会事務局長。村の “おかあちゃん” として活躍。「日本列島くらしのたより」に9/13(水)ほか出演中。
(月刊誌『ラジオ深夜便』2023年9月号より)
購入・定期購読はこちら
9月号のおすすめ記事👇
▼林家木久扇 落語と歩んだ64年
▼ひと月5万円のハッピーライフ
▼介護が楽になる心の持ち方
▼人と鳥の幸せを目指して ほか