岡山県と広島県の境に位置する笠岡市。その町並みを見下ろす応神山おうじんやまの山すそが、秋には紅葉で赤く染まります。笠岡に生まれ育った萬木リポーターがその様子を紹介します。

*       *       *

境内からは市街地の夜景も美しい。
神々が湯に入る神湯(しんとう)祭。

笠岡の町を一望できる名勝・応神山。その山すそに、四季折々に花をめでられる神苑があります。"笠岡の出雲さん"とも呼ばれるしらくもたいしゃです。秋は真っ赤な紅葉に彩られ、多くの方が参拝に訪れます。主斎神は縁結びで有名な大国主大神おおくにぬしのおおかみ。パワースポットやインスタ映えをねらって、若い方も来るようです。

参道はちょっとした山道散歩。木々の間の道を上っていくと、子どものころ家族と来た記憶がよみがえります。

萬木善之 (まんき・よしゆき)

フラワーアートディレクター。植物の美しさを追求し、日々の暮らしに提案。「日本列島くらしのたより」に10/2(月)ほか出演中。

(月刊誌『ラジオ深夜便』2023年10月号より)

購入・定期購読はこちら
創刊300号!7月号のおすすめ記事👇
▼特別寄稿 宇田川清江(元〈ラジオ深夜便〉アンカー)
▼「誕生日の花」制作秘話 鳥居恒夫(植物・園芸研究家)
▼神津はづきが語る 母・中村メイコ
▼放送100年! 歴史を秘めた“ラジオ塔”ほか