
「深夜便のうた」は、大人が口ずさめる歌を「ラジオ深夜便」から発信しようと、2006年に始まりました。2か月に1曲、新曲をリスナーにお届けしています。2025年6~7月放送のうたは、南こうせつさんが歌う「愛こそすべて」です。
「愛こそすべて」
作詞:渡辺なつみ 作曲・編曲:南こうせつ
南こうせつさんのメッセージ
「深夜便のうた」を担当するのは、2007(平成19)年の「恋 はるか」以来2回目です。
僕にとって深夜ラジオは、“自由な広場”というイメージ。そこで今回は、1960~70年代の初めごろに僕たちが大切にしていた自由な生き方をテーマに、作詞家の渡辺なつみさんと「愛こそすべて」を作りました。
曲作りにあたっては、こんな時代だからこそ、学生時代に歌っていたようなキュンと胸に響くサウンドにこだわりました。僕が作ったメロディーに乗せてくれた渡辺さんの歌詞は、「純粋な恋心がたまらない、もう一度誰かとLOVE?」な気持ちを思い起こさせてくれます。
デビュー55周年を振り返ると、うれしいときも悲しいときも歌がそばに寄り添っていてくれました。それが歌の力でもあり、魅力だとも感じています。夏は若者たちの季節のようなイメージですが、おじさんだって夏が来るとワクワクします。この夏、そんな気持ちをラジオから流れる「愛こそすべて」を通じてリスナーの皆さんと共有できたら幸せです。
1949(昭和24)年、大分県生まれ。’70年、フォークバンド「かぐや姫」でデビューし、ミリオンセラーを数多く記録。特に代表曲「神田川」は160万枚を売り上げ、その音楽性で日本のフォークミュージックシーンに強烈なインパクトを与えた。かぐや姫解散後もヒット曲を連発。数々の野外コンサートなどビッグイベントを成功させ、今も精力的に活動中。近年は故郷・大分の地に根ざした独自のライフスタイルでも注目を集めている。
取材・文/河上いつ子
(月刊誌『ラジオ深夜便』2025年6月号より 本誌には「愛こそすべて」の歌詞も掲載されています)
「愛こそすべて」は、2025年6月から7月にかけて、毎日、「ラジオ深夜便」1時台の終盤で流れます。放送後は、らじる★らじるの聴き逃しで聴くことができます。らじる★らじるの聴き逃しは、こちらから
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