
「深夜便のうた」は、大人が口ずさめる歌を「ラジオ深夜便」から発信しようと、2006年に始まりました。2か月に1曲、新曲をリスナーにお届けしています。2025年4~5月放送のうたは、玉城千春さんが歌う「愛の花」です。
「愛の花」
作詞・作曲:玉城千春
玉城千春さんメッセージ
私の歌が「深夜便のうた」に決まり、全国の皆さんにラジオを通してお届けできるのがとてもうれしいです。
Kiroroのヒット曲「未来へ」は、もともと母のために作った曲でした。デビュー以来、常に曲作りのためにアンテナを張り巡らせていましたが、何が好きなのかもよく分からないくらい現実的になっている自分に気付いてからは、「未来へ」を作ったときのように、誰かに曲をプレゼントしたいという気持ちが生まれるのを待ちました。そして私自身が母となり、子育てをしながら音楽活動をする中で、マレーシアの養護施設を訪れたり沖縄の小・中学校で特別授業をしたりと、子どもたちとさまざまな交流が生まれました。一緒に曲作りもしたのですが、これからはアジアに向けても歌を届けたいですね。
今回の「愛の花」は、子どもたちがみんなで合唱できるような曲をイメージして作りました。歌詞には私の思いがすべてこもっています。深夜、リスナーの皆さんがこの曲を聴いて「ああ、今日も頑張ったね」と自分をいたわり、明日への希望の光の中で眠りについていただけたら……と願っています。
沖縄県読谷村(よみたんそん)出身。1995(平成7)年にKiroroを結成。1998年「長い間」でメジャーデビュー、以降、「未来へ」「Best Friend」などヒット曲多数。2021(令和3)年、10年ぶりにソロ活動をスタート。ほかにも沖縄県内の小・中学校で夢や命の尊さを歌とともに子どもたちに届ける特別授業や、アーティストへの楽曲提供など、活動の幅を広げている。2024年には、約13年ぶりとなるソロアルバム『WITH YOU』をリリース、現在も沖縄で暮らしながら、マイペースに活動を行っている。
取材・文/河上いつ子
(月刊誌『ラジオ深夜便 』2025年4月号より 本誌には「愛の花」の歌詞も掲載されています)

「愛の花」は、2025年4月から5月にかけて、毎日、「ラジオ深夜便」1時台の終盤で流れます。放送後は、らじる★らじるの聴き逃しで聴くことができます。らじる★らじるの聴き逃しは、こちらから
購入・定期購読はこちら
4月号のおすすめ記事👇
▼〈ラジオ深夜便〉は4月からこうなる!
▼やなせたかしとの不思議な縁 〈あんぱん〉脚本・中園ミホ
▼僕の音楽の原点 渡辺貞夫
▼逆境を支えた家族の力 音無美紀子 ほか