「深夜便のうた」は、大人が口ずさめる歌を「ラジオ深夜便」から発信しようと、2006年に始まりました。2か月に1曲、新曲をリスナーにお届けしています。2025年2~3月放送のうたは、小柳ゆきさんが歌う「うすらいノ花」です。

「薄氷ノ花」

作詞・作曲:小柳ゆき/編曲:鳥越啓介


小柳ゆきさんメッセージ

2月から「深夜便のうた」を担当させていただくことになって、思ったのは、初春のまだ寒さ残る季節の中に春の到来を予感させるような曲を書きたいということでした。雪や氷に覆われた冷たく寒い季節でも、やがてその色のない世界に少しずつ花が咲き始め、色とりどりの世界になっていく―そんなイメージで、歌詞にはこの曲を聴いた皆さんがそれぞれのペースで日々の生活を送りながら、自分だけの花を咲かせてほしいという思いを込めました。
歴史ある「深夜便」で毎晩、私の歌を流していただけるなんて、とても光栄なことです。レコーディングには、これから眠りにつく方やお仕事をされている方、なんか眠れないなという方が、少しでも心温まるような、張り詰めて固まってしまった心が解けていくような歌をお届けできたらという気持ちで臨みました。まだまだ寒い季節の深夜。「薄氷ノ花」で少しでもポッと温まってもらえたら幸いです。梅干し白湯など温かいものを飲んで、さらに体を温めて、健康に春をお迎えください。

こやなぎ・ゆき
1982(昭和57)年、埼玉県出身。1999(平成11)年、「あなたのキスを数えましょう~You were mine~」でデビュー。ソウルフルな歌声で45週連続チャートインというロングヒットを記録し、翌年の「紅白歌合戦」に初出場を果たす。また2ndオリジナルアルバム『EXPANSION』はミリオンセラーを記録した。近年ではオーケストラと共演するなど、ライブを中心に活動の幅を広げ、新たな魅力を開花させている。2024年にデビュー25周年を迎えた。

取材・文/河上いつ子

月刊誌『ラジオ深夜便 』2025年2月号より 本誌には「薄氷ノ花」の歌詞も掲載されています)

「薄氷ノ花」は、2025年2月から3月にかけて、毎日、「ラジオ深夜便」1時台の終盤で流れます。放送後は、らじる★らじるの聴き逃しで聴くことができます。らじる★らじるの聴き逃しは、こちらから

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