大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で語りを務める綾瀬はるかが、ドラマに登場する。
九郎助稲荷が花魁に化けて登場!
大河ドラマ「べらぼう」で語りを務めるのは、江戸時代に吉原遊郭に祀られていた九郎助稲荷。劇中では、明和の大火を逃れ、復興した吉原に戻ってきた九郎助稲荷が蔦屋重三郎(横浜流星)たちを天から見守り、ときに寄り添いながら、物語を案内していく。
そして九郎助稲荷は、人の姿に“化けて”登場するというサプライズも。演じるのは、語りを務めている綾瀬はるか。第1回では、花魁姿になって登場! 人の姿ではあるものの、地面に映る影は狐なので注目してほしい。
九郎助稲荷のメイクデザインを担当したのは、国内外で活躍するメイクアップアーティストのUDA。綾瀬の魅力を引き出すメイク技術と、独自のファッション感で、狐が化けた花魁をかわいらしく表現している。
女郎たちが願をかけていた九郎助稲荷
脚本の森下佳子は、語りを九郎助稲荷にした理由について、「この物語を人が語る発想が私にはなくて、『ずっと吉原の人たちと蔦重を見守っている存在って何だろう?』と考えたときに、女郎さんたちが願をかけていたお稲荷さんがいるよと聞いて、その瞬間に『お稲荷さんが語るしかない』と思いました」
「世界の中心で、愛をさけぶ」をはじめ、森下がこれまで多くの作品でタッグを組んできた綾瀬に対する信頼感は絶大のようだ。
「この作品は説明しないとわかりにくい設定もあるので、耳にスッと入ってくる親しみやすい声の人がいいなと思い、綾瀬さんにやってほしいとお願いしました。できれば声だけよりは、お稲荷さんも身体をはって案内してもらえないかなぁ、という思いがあって聞いてみたら『いいよ』と言ってくれて……。完成した映像を見ると、ノリノリでやっている感じがしましたね(笑)。皆さんがお稲荷さんを好きになってくれたらいいなと思っています」と語った。
九郎助稲荷は様々な姿で江戸の町に登場するとのことで、どんな姿に化けるのか、今後の活躍に注目したい。