冷夏などによる米の不作で、米の値が昨年の倍に上昇。奉公人が増え、さくしゃたちも集うようになった耕書堂こうしょどうでは、米の減りが早く、つたじゅう(横浜流星)も苦労していた。そこに蔦重の実母、つよ(高岡早紀)が転がり込み、髪いの仕事をしながら店に居座ろうとする。

一方、江戸城では、意次おきつぐ(渡辺謙)が高騰する米の値に対策を講じるも下がらない。幕府の体たらくに業を煮やした紀州徳川家の徳川治貞とくがわはるさだ(高橋英樹)が、幕府に対して忠告する事態にまで発展する。