プロアドベンチャーレーサー・田中陽希が、日本を代表する300の名峰を自らの力で登り切る「グレートトラバース3~日本三百名山全山人力踏破」。総移動距離2万キロ、累積標高52万メートル、3年7か月に及ぶ壮大な冒険に密着した様子を、これまでの放送から紹介しよう!


日本三百名山とは?
登山家で作家の深田久弥が選んだ日本百名山に、日本山岳会が選んだ200の名峰を加えたもの。

()()(さん)(静岡県・山梨県)
198/300座 百名山
(2021年9月9、10日放送より)
登山日:2019年8月22日
標高:3776メートル

山の特徴:静岡県と山梨県の県境に位置。日本の最高峰。その高さだけでなく、裾野面積はおよそ1200平方キロメートルと日本一。

Episode
ここも富士山、あれも富士山​
富士山には何度も登った経験のある田中だが、今回は初めてのコースで山頂を目指すことに。総距離33キロ、コースタイムは17時間。 青木樹海やちゅうどうなど、初めてづくしのルートで、巨大な富士山の(だい)()()を体感する。

田中のひと言
2日目の登山を振り返り、あのとき〇〇していたら……と少しだけ、後悔する自分がいたが、そう思ってしまうのは、富士山が日本一である証拠なんだろう。今回も国籍や年齢、性別に関係なく、本当に多くの人を魅了する唯一の存在であることを強く感じる時間となっていた。この旅が無事に終わった時、最初に登る山は富士山かもしれない。          

「日本3百名山ひと筆書き 日記」より

1983年、埼玉県生まれ。学生時代はクロスカントリースキー全日本学生選手権で入賞。卒業後、アドベンチャーレースの世界に飛び込み、パタゴニアンエクスペディションレース(2012、2013、2016)で2位入賞など、日本を代表するアドベンチャーレーサーに。2014年に日本百名山、2015年に日本二百名山の人力踏破に成功した。