NHKでは毎年、この時期に「戦争と平和」をテーマにした番組を数多く放送してきました。

「平和の祭典」とも言われるオリンピックが開幕しましたが、今もなお、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻やガザでの紛争など、世界の各地で平和とはほど遠い状況が続いています。

戦後79年のことしも、「戦争とは何か」「平和とは何か」を今一度、考えていただける、さまざまな番組をお届けします。


【ドキュメンタリー】

◆NHKスペシャル

「原爆 いのちの塔」

8月6日(火) ​総合 午後10:00~10:54

原爆投下により壊滅的な被害を受けた広島。その中で、被爆直後から医療活動を続け、負傷者が殺到したのが広島赤十字病院だ。コンクリート3階建ての建物は倒壊を免れ、地元では「いのちの塔」とも呼ばれた。

今回、当時の病院長で、医療活動の指揮をとり続けた元陸軍軍医・竹内けんが残した手帳を入手。被爆直後の状況をリアルタイムで記した医師の記録は、これまでほとんど例がなく、当時の医療現場の内実を知ることができる貴重な資料だ。

番組では、自らも被爆し重傷を負いながら任務にあたった竹内の手帳や当時の医療記録をもとに、医療現場の最前線を追体験していく。被爆した人たちの刻々と変化していく症状、未知の原爆症に向き合う医師たちの苦悩、そして病院存続のために支援を求め奔走する姿。人類が初めて直面した核兵器の脅威にたいした医療従事者たちの視点から、被爆の実相に迫る。

病院長・竹内剱

「新・ドキュメント太平洋戦争1944 絶望の空の下で」

8月15日(木) ​総合 午後7:30~8:42

アメリカの爆撃機・B29

戦争の中を生きた人々の日記や手記から、時代のうねりを追体験する大型シリ一ズ「新・ドキユメン卜太平洋戦争」。今回は市民の犠牲が急増した1944年に焦点を当てる。

市民の生活はいかに戦争に侵食されていったのか。転換点となったのは、6月に起きた日本の要衝・サイパン島での戦いだ。日本軍は「玉砕」し、日本から移住した多くの民間人が自決の道を選んだ。山形の農村から渡った14歳の少女の手記からその悲劇をたどる。

そして、追いつめられた日本軍が起死回生の作戦として打ち出したのが、兵士の肉体そのものを「兵器」に変える作戦「特攻」だった。海軍は魚雷を人間が操縦できるように改造した特攻兵器「回天」を開発する。

人間魚雷「回天」で特攻に向かう搭乗員(©『回天特別攻撃隊関係写真帳』防衛研究所戦史研究センター)

社会に漂っていた不安やいらだちは、若い特攻隊員の覚悟をうたいあげる報道に触れ、大きく変化。当時の日記や手記=“工ゴドキユメン卜”からは、もはや立ち止まることが難しくなっていった当時の“空気”がありありと浮かび上がってきた。

市民が戦争に巻き込まれるとは、どういうことなのか。そのことを如実に突きつける1944年を、市民たちの言葉で綴る。

【朗読出演(順不同)】
國村隼、西島秀俊、柄本佑、橋本愛、小野花梨、山田杏奈ほか
親と離れ地方へ疎開した子どもたちの絵日記。

西島秀俊さんのコメント

「新・ドキュメント太平洋戦争には、2021年のシリーズ開始時から出演させていただいています。戦場で生死の境をさまよいながら残された軍人の日記や、軍需工場で必死に働く青年の日記など、一般市民が残した言葉を朗読してきました。

多くの死に直面し、戦争の空しさを嘆く言葉がある一方で、厳しい生活の中でも子供たちのお菓子を心配するような優しい心も綴られています。時代に翻弄ほんろうされながらも懸命に生きる一人一人の言葉から、戦争というものが遠い世界の問題ではないことをあらためて感じます。この市井の人々の言葉が、私達が戦争について考えるきっかけのひとつとなることを願っています。

 

「グランパの戦争~写真家ブルース・エルカスが見た太平洋戦争~」

8月16日(金) ​総合 午後10:00~10:49

硫黄島で捕虜となった日本兵とアメリカ兵が一緒に写る写真。

「愛する家族は、戦場で、そして占領下で、何を見て、何を感じていたのか――」
オランダで3人の子育てをしながらカメラマンとして活躍するマリアン・イングルビーさん(43歳)は、愛すベき祖父の、“忌まわしい”過去を発見した。それは母から託された段ボール箱の中に眠っていた。

太平洋戦争の激戦地・硫黄島で、敵どうしの日本兵とアメリ力兵が笑顔で一緒に映る写真。敗戦直後の日本で、進駐軍の兵士と女性が口づけする写真――。それらはマリアンの祖父ブルース・エルカスが撮影したものだった。かつて祖父はアメリカの従軍カメラマンとして太平洋の戦場、そして占領下の日本を訪れていたのだ。ブルースが撮影した写真は1000枚以上に上る。

このうち、歴史的価値が高いとされているのが、進駐軍兵士と女性の性行為を示す写真だ。当時、兵士向けの慰安施設が日本各地に設置されていたが、内部の写真はこれまで見つかってこなかった。戦場や占領下の日本でブルースは何をみたのか。そして、なぜ大量の写真を残したのか――。

残された写真から“ブルースの戦争”を読み取ることで、争いや性暴力がいまだ絶えることのない現代にも通じるメッセージを浮かび上がらせる。

占領軍の兵士が女性を抱く写真。

「“一億特攻”への道~熱狂と暴走のはてに~」

8月17日(土) ​総合 午後9:00~10:13

特攻隊員たちの情報を入力した地図。

太平洋戦争終盤、多くの若者たちが爆弾もろともアメリ力軍の艦船に体当たり攻撃を行った「特攻」。終戦までの10か月間に、航空機による特攻だけでおよそ4000人が戦死した。日本の敗戦が濃厚となる中、特攻だけで戦局の挽回は困難だとわかりながら、なぜ無課な作戦は続けられたのか。

今回、戦死した特攻隊員の本籍地や経歴を徹底調査。彼らの心情や故郷に与えた衝撃、そして軍や政府の思惑に迫った結果、浮かび上がってきたのは、当時の日本人が特攻を“希望”とみなし、国のすみずみまで熱狂が支配していく実態だった。

命を投げ出す特攻に、なぜ国民は熱狂したのか。そのムードを生み出した軍や政府の論理とは。そして、なぜ誰もとめられなかったのか――。

日本中の隊員たちの故郷を訪ねて集めた、膨大な証言や新資料から、特攻を生み出し拡大させていった、当時の日本と社会のありようを見つめる。

アメリカ軍空母に突入する「零戦」。

「“殲滅せんめつするまで終わらない”~サイパン島の戦い 米軍録音記録~」

8月18日(日) 総合 午後9:00~9:49

新たに発掘したワイヤーリール。

去年、沖縄戦におけるアメリカ軍の録音記録を発掘し、大きな反響を得た取材チームが、今回また新たな音源を探し出した。1944年に日米が死闘を繰り広げたサイパンの戦いにおける貴重な録音記録だ。“南洋の楽園”と呼ばれ、日本からの移民が多く暮らしていたサイパン島。

およそ1か月の地上戦で、5万人以上が犠牲になった。そのさなかにアメリカ海兵隊の通信兵が録音した未編集の「海兵隊戦記録」。戦場の声をラジオでアメリカ国民に届ける目的で収録されたワイヤーリールの音源だ。生々しい戦闘音や通信兵による実況、兵士へのインタビューなど、およそ50時問にわたり記録されている。

そこから浮かび上がるのは、決して降伏することなく命を投げ捨てて突撃してくる日本兵と、憎悪をかきたててゆくアメリカ兵の姿。軍民混在の戦場で疑心暗鬼となり、住民を保護するという方針が崩れていく様子だ。そして、「日本人を降伏させるには殲滅するしかない」と語るようになる。

太平洋戦争で初めて日本の民間人が暮らす地での戦闘となったサイパン島の戦い。日本の“絶対国防圏”は破られ、敗戦が決定的となった。番組では、録音記録を軸に、戦闘に参加した兵士たちの新たな証言を加え、80年前の戦場を立体的に浮かび上がらせる。

音源を聞く退役軍人。

◆戦争遺産島

7月31日(水)、8月7日(水)、14日(水)、21日(水) Eテレ 午後10:30~10:55

日本の離島に姿を残す戦跡に空から迫った「戦争遺産島」。戦火の悲劇を克明に描く。
・7月31日(水)奄美・加計呂麻島 200を超える戦争遺産が残る島
・8月7日(水)似島 1万人の被爆者が運び込まれた島
・8月14日(水)大津島 特攻兵器の訓練基地となった島
・8月21日(水)猿島 東京湾の要塞島


◆ETV特集

「戦艦大和 封印された写真」

8月3日(土) Eテレ 午後11:00~11:59

戦艦大和で撮影された1枚の写真が見つかった。薄暗い艦内で、13人の乗組員が笑顔を見せている。日本海軍の最高機密だった大和は、多くの資料が処分され、艦内写真は極めてまれだ。写真は、乗組員の1人が「門外不出」と封印して残していた。分析を重ねると、撮影場所は烹炊ほうすいじょ(調理場)。非公式なスナップ写真で、うち3人が大和と最後を共にしたことなどがわかってきた。

世界最大・最強の戦艦として建造された大和。しかし、戦争の主力が航空戦へと移るなかで1945年4月に海上特攻を命ぜられる。海軍はなぜ大和を特攻させたのか。そこには上層部のある決断があった。さらに今年、沈没直前の大和と見られる戦艦を撮影した米軍フィルムも新たに見つかった。

13人の乗組員は、どのような運命をたどったのか。なぜ、写真は封印されたのか。1枚の写真と新資料を手掛かりに、戦争に翻弄された若き兵たちの素顔と足跡に迫る。

「見捨てられた人々~沖縄 ハンセン病患者の戦争~」

8月10日(土) Eテレ 午後10:50~11:49

沖縄本島・愛楽園、287人。宮古島・南静園、110人。沖縄にある2つのハンセン病療養所で強制隔離されていた入所者のうち、戦時中に命を落とした数だ。

近年、回復者たちが口を開きはじめ、研究者が録音した200時問の証言テープも見つかった。死因のほとんどがアメリカ軍の攻撃ではなく、地域社会から見捨てられ、治療も食料もない自然壕での自活を強いられたことにより命を落としていたのだ。

今年、厚生労働省が初めて、全国2万人を対象にハンセン病に対するアンケー卜調査を実施。「身体に触れる」ことに20%近くの人が「抵抗を感じる」とするなど、「ハンセン病への偏見差別は現存し、依然として深刻な状況にある」ことが判明した。

そのような中、回復者のひとり、上里栄さん(89歳)は、小中学校をまわり、自身の体験を伝えようと奔走している。証言テ一プを軸に“戦争とハンセン病”の実相に迫るとともに、上里さんの取り組みを取材し、私たちの心にも巣くう差別感情や加害性を見つめる。

「昭和天皇 秘められた終戦工作」

8月17日(土) Eテレ 午後11:00~11:59

昭和天皇の「聖断」で終わった太平洋戦争。近年、天皇側近の記録が公開され、内大臣の木戸幸一が「時局収拾対策試案」をもとに重臣たちを説得、終戦2か月前の6月22日、御前懇談会で戦争終結の「聖断」が下されたことが明らかになってきた。

当時、木戸には軍人、外交官らが終戦構想を伝えていたが、後の東大総長となる南原繁らも終戦工作を提言していた。南原は生涯秘したが、弟子の丸山眞男が聞き取ったメモが残っており、南原と木戸をつないだ次男・木戸孝彦の資料も新たに発見された。それによれば、南原はアメリカと直接交渉し、天皇の詔書による終戦を構想していた。

しかし日本政府は7月、ソ連を仲介とする和平に望みをかける。その間に、広島・長崎ヘの原爆投下、そしてソ連の参戦と続き、終戦まで2か月を要することとなった――。

番組では、新発見の資料や木戸が戦後に語った録音をもとに、知られざる終戦工作の内幕と、米ソの国際戦略を読み切れなかつた当時の日本外交に迫る。

「弁護士たちのBC級戦犯裁判~米・新史料が語る真実~」

8月24日(土) Eテレ 午後11:00~11:59

米国立公文書館蔵

BC級戦犯が国内で唯一裁かれた横浜軍事法廷。横浜の日本人弁護士44人が戦犯の弁護にあたった。いま神奈川県弁護士会は裁判の再検証にあたっている。

彼らが注目する新史料がある。米第8軍の法務部が作成した「再審査記録」(レビュー)だ。死刑率は17%、「勝者の裁き」と批判されてきたBC級戦犯裁判だが、レビューからは、米軍側が日本側弁護団の主張を受け入れ、一定数の減刑を行っていたことがわかってきた。

今日的な問題として浮かび上がるのが、市民への無差別爆撃をめぐる対立だ。日本側は捕らえた搭乗員を戦争犯罪人として軍律法廷で裁き処刑したが、アメリカ側は捕虜を不法に殺害したと主張。軍律に基づいて裁いた日本軍の法務官が戦犯として裁かれた。

番組では「再審査記録」を軸に、法の公正を守ろうとした弁護士たちのBC級戦犯裁判を描く。今も世界で続く無差別爆撃。79年前、日米の法律家はこの問題にどのように臨んだのだろうか。


◆よみがえる伝説の番組

NHK特集「そしてトンキーもしんだ 子が父からきくせんそうどう話」

8月14日(水) BSP4K 午後6:00~6:50

1943年8月、上野動物園で3頭の象、ジョン、ワンリー、トンキーや多くの猛獣が毒殺、絶食などで処分された出来事は広く知られている。「空襲が激化する中、住民を保護するため」という理由だった。それほど戦況はさし迫っていなかったのに、なぜ――。

後世に語り継ぐベきこの戦争秘話を、“子が父から聞く童話”という形で、悲劇の真相を探り、戦争という異常な事態のもとでの人と動物の交流を描く(1982年放送)。

◆BSスペシャル

「平和の祭典の陰で~市民が見た戦乱のガザ~」

8月15日(木) NHK BS 午後11:25~0:14

「平和の祭典」パリオリンピックの陰で、パレスチナ自治区ガザでは殺戮さつりくが続いている。パレスチナのアスリートは戦乱で300人以上が死亡した。そうした中、オリンピック選手を生み出そうと懸命なボクシングのトレーナーに現地の実情を伝えてもらうため、“自撮り”を依頼した。

ほとんどの市民が「平和の祭典」に目を向けることさえできず、爆撃から逃げ続ける日々を過ごすパレスチナ。開戦以来、戦禍の暮らしを撮影してきた市民たちの映像も交え、戦乱の実態を伝える。


【ドラマ】

特集ドラマ「昔はおれと同い年だった田中さんとの友情」

8月15日(木) 総合 午後10:00~11:13
8月17日(土) BSP4K 午前7:30~8:43

小沢拓人(中須翔真)はスケートボードが大好きな小学6年生。ある日、いつも遊んでいる公園がスケートボード禁止となり、友人2人と近くの神社で遊ぶことに。そこで、神社の管理人をしている81歳の田中喜市(岸部一徳)と出会う。田中は拓人のスケートボードに興味を持ち、試しに乗ろうとしたところ、転んで右手を骨折してしまう。

拓人の母親・尚美(木村多江)は、田中のギプスが取れるまで、拓人たち3人で身の回りの世話をするように言う。拓人たちが田中の部屋に通いだすと、聞き上手で優しい田中にひかれ、自然と仲よくなっていく。拓人は学校で起こったこと、身の回りのこと、日常の不満などを素直に話すことができた。

ある日、拓人は田中の部屋で自分と同じくらいの少年が写った写真を見つける。写真について拓人が田中に尋ねると、それは昔の自分たちの写真だと言い、当時、この地域で空襲に見舞われたということを話し始める。田中の戦争体験を聞いた拓人たちは、学校である提案をすることに……。


【福祉&歴史エンターテインメント】

◆ハートネットTV #ろうなん

「8月号 手話で語り継ぐ ろう者・難聴者と戦争」

8月14日(水) Eテレ 午後8:00~8:30 

戦後79年。ろう者・難聴者は、どんな思いで戦争を生き抜いたのか。戦争は、差別・偏見を一層増長させる。徴兵検査には不合格、ごく潰しとして虐げられた。“産業戦士”として軍需工場で働きほまれに感じたろう者もいたが、戦争加担した自責の念にさいなまれた者もいたという。

こうした体験は歴史に埋もれ、あまり知られていない。戦争言正言を語り継ぎ、次世代につなげようと奮闘するろう者、手話通訳士の姿を追う。


◆英雄たちの選択

「昭和の選択 戦争なき世界ヘ~国際司法の長・安達峰一郎の葛藤~」

8月7日(水) BSP4K 午後8:00~9:00
8月12日(月) NHK BS 午後9:00~10:00

満州事変が起きた昭和6年、1枚の風刺画がオランダの新聞に掲載された。日本刀で切りかかるよろい武者を素手で取り押さえようとする1人の侍。侍の名は、安達峰一郎。国際連盟の日本代表で、アジア人として初めて国際司法裁判所の所長になつた人物だ。

国際法での紛争解決を使命とした安達は、祖国の暴走を止めることを国際社会から期待される。しかし満州事変が国際法廷で裁かれれば、日本にとって極めて不利な結果になりかねない――。

「昭和の選択 敗戦国日本の決断~マッカーサー“直接軍政”の危機~」

8月14日(水) BSP4K 午後8:00~9:00
8月19日(月) NHK BS 午後9:00~10:00

昭和20年8月、マニラに向かった日本使節団の緑十字機は、降伏に反対する厚木航空隊に危うく撃墜されそうになる。マニラで、マッカーサー側の要求を受け、日本側は、なんとかミズーリ号での降伏文書の調印にまでこぎつけた。

ところが、その時、日本が最も恐れていた事態に直面する。進駐軍による「直接軍政」の発令が示唆されたのだ。それは、軍票の使用や占領軍裁判所の開設を意味する。絶体絶命の敗戦国・日本の選択は――。


【中継番組】(※早終・延伸の場合あり)

◆令和6年 平和記念式典~広島平和記念公園から中継~

8月6日(火) 総合 午前8:00~8:57/ラジオ第1 午前8:00~9:00
※連続テレビ小説「虎に翼」は、15分前倒しして午前7:45から放送します。

◆令和6年 長崎平和祈念式典~長崎市・平和公園から中継~

8月9日(金) 総合 午前10:45~11:50/ラジオ第1 午前10:55~11:30

◆全国戦没者追悼式

8月15日(木) 総合/ラジオ第1 午前11:50~0:05


【地域放送局制作の番組】NHKプラスによる見逃し配信あり

◆原爆の日・生放送特番「ヒロシマを未来へつなぐ 2024」

8月6日(火) 総合 午後1:05~6:00 (広島県向け)

NHK広島放送局のス夕ジオから生放送で、およそ5時間にわたり戦争や平和、伝承に関する番組を紹介。被ばく者の声を届けると共に、その声をつなぐために動き出した若者たちの取り組みなどを伝え、平和への思いを深める。

◆コネクト「それでも、伝え続ける~被爆者・小倉桂子さん1年の記録~」

8月23日(金) 総合 午後7:30~7:55  (広島・岡山・山口県向け)

去年、被爆地で初めて行われたG7広島サミット。世界の首脳たちと被ばく者として唯一面会したのが小倉桂子さんだ。40年にわたり通訳として活動するかたわら、英語で証言活動を続けてきた小倉さん。

サミットで被ばく者を代表するという重責を背負い、複雑な思いを抱えながらも首脳たちに自らの被ばく体験を伝えた。この春、小倉さんはアメリカに渡った。伝え続けることの意味を探す小倉さんの1年を見つめる。

◆ザ・ライフ「三羽がらすの慰霊祭」

8月23日(金) 総合 午後7:30~7:55 九州沖縄ブロック向け)

79年前、原爆で400人以上が犠牲になった長崎県立瓊浦中学校(旧制)の卒業生たちが毎年行っている慰霊祭。90歳台となつた元生徒3人の思いと平和への祈りの日々を取材する。


【ラジオ番組】

◆ニュースペこぱー×ガチモン!~核兵器の現状、広島・長崎を考える~

8月5日(月) ラジオ第1 午後8:05~9:55

お笑いコンビ・ペこぱとボーイズグループINI、そして広島や長崎で取材を続ける記者らが出演し、世界の核兵器の現状をテーマに議論する。番組内では、メールやSNSで寄せられるリスナーの声も可能な限り紹介する。

◆広島原爆の日ラジオ特集 母の願い 未来へつなぐタクト~指揮者・山下一史のヒロシマ~

8月6日(火) ラジオ第1 午前9:05~9:55

◆長崎原爆の日ラジオ特集 食は命なり 87歳の料理研究家・脇山順子の原爆

8月9日(金) ラジオ第1 午後4:05~4:55

◆ボイス~戦争体験者からのメッセージ~

8月12日(月) ラジオ第1 午後7:25~7:40
8月13日(火)~16日(金) ラジオ第1 午後7:20~7:35


【WEBサイ卜】

NHK_PR「戦後79年の夏~戦争と平和を考える番組~」
https://www.nhk.jp/g/pr/blog/70h38fkvla/