新・介護百人一首

左耳
難聴なのに
ケアさんは
右耳に頬
寄せ声高に

埼玉県渡辺 冨寿子 86歳)

詞書

忙しいケアさん聴こえる耳に大きくやさしい声をかけて下さいます。でも何故なぜか嬉しい気持ちになります。

感想コメントをいただきました

asaco

詞書に「忙しいケアさん」と書かれているあたり、気遣いもあるのでしょう。「そっちじゃないですよ」とえて言わない筆者の優しさがにじみ出て、こちらまで温かな気持ちに。微笑ほほえみながら静かに頷く姿が目に浮かびます。そして、世の中のケアさんは誰がどんなハンディキャップをおっているのか、いつも気にしながら業務に励んでいるのだと思うと頭の下がる思いです。

asaco

1978年静岡県浜松市生まれ。2男2女のママ。モデルとして雑誌・webやCMなどに出演。子育てにまつわるコラム執筆や、企業の広報PRなど多方面で活動中。2022年よりNPO法人neomuraの理事に就任し、地域活性にも携わる。