よね(土居志央梨)を尾行し、初めて法廷で裁判を傍聴することになった寅子(伊藤沙莉)。行われていた裁判は、離婚で決着がつかない夫婦の間で、せめて形見の着物を返して欲しいと妻が夫を訴えたものだった。

妻には所有権がないことを知って憤る寅子は、帰宅後に優三(仲野太賀)を質問攻めにする。なぜ結婚した女の財産は夫の管理下に置かれるのか。女性の理不尽な立場を認識した寅子は、「結婚」にますます懐疑的になる。