放送中の大河ドラマ「光る君へ」。『源氏物語』を書き上げた紫式部(まひろ/吉高由里子)が、藤原道長(柄本佑)への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏=光る君のストーリーを紡いでゆく姿を描いています。
このたび、ドラマの後半を彩る出演者4人が発表され、出演者からコメントが届きました。
藤原賢子役・南沙良
【南沙良さんのコメント】
——演じる人物の印象と意気込みをお聞かせください。
賢子は、明るく情熱的で、後に女性としては異例の従三位という高位に上りつめたと言われています。母に対しては、放置されてきたという想いから、敵愾心にも似た複雑な感情を抱き、母娘の間の緊張感が存在しています。
私も毎回いただく台本をとても楽しみにしています。賢子が持っているかわいらしさ、利発さを丁寧に表現出来たらと思っています。
——大河ドラマ出演歴や思い出などをお聞かせください。
大河ドラマに出演させていただくのは「鎌倉殿の13人」に続き2度目となります。当時は大河ドラマの偉大さを、身をもって体験させていただきました。今回も大河ドラマならではの贅沢な緊張感を楽しみたいです。すばらしいキャストの方々の背中を見ながら、前回より成長した姿をお届けできればと思っています。
あかね(和泉式部)役・泉里香 ※大河ドラマ初出演
【泉里香さんのコメント】
——演じる人物の印象と意気込みをお聞かせください。
憧れであり、目標のひとつでもあった大河ドラマに出演でき大変うれしく思います。多くの男性を魅了したといわれる和泉式部は恋多き女性のイメージですが、今回の大石(静)先生が描かれる脚本では、当時としては珍しく前衛的な人物像だったのではないかと新しい気づきが得られます。
愛らしいだけではない、多彩な魅力を持つ和泉式部を表現できるように精いっぱいつとめたいと思います。
——大河ドラマ出演歴や思い出などをお聞かせください。
大河ドラマには初めて出演させていただきます。憧れであり目標でもあったので、お話を聞いたときのドキドキは忘れられません。
とてもうれしい気持ちと同時に重圧と緊張感が走り、身を引き締めながら挑みました。本名と同じ「泉」の文字が入る和泉式部にご縁を感じながら、これからも精いっぱい演じさせていただきます。
敦康親王役・片岡千之助 ※大河ドラマ初出演
【片岡千之助さんのコメント】
——演じる人物の印象と意気込みをお聞かせください。
光源氏のモデルとなったという説のある敦康親王を演じさせていただけること心から光栄に思います。
僭越ながら、僕自身も家を継ぐというような環境に長男として生まれた身ということもあり、敦康親王も長男としてお生まれになり、本来ならばそのまま皇太子になられるはずが、人々の思惑、また世の中の流れによって、悲劇的な運命を辿られる生涯であったと思います。
ただ、悲劇的であったと言いましても、父上や2人の母上をはじめとするいろいろな方に愛されて育った方だと思っております。
短い生涯でしたが、そのかけがえのない愛をもらった敦康親王の美しい人物像を僕自身、精一杯勤めさせていただきたいです。
——大河ドラマ出演歴や思い出などをお聞かせください。
大河ドラマ、初出演させていただきます。
父や祖父をはじめ多くの歌舞伎役者の先輩方が出演し、長い歴史ある大河ドラマは、日本の一つの大切な文化だと思います。
そこに参加させていただけることとても嬉しく、まず一つの夢が叶った様な思いです。これからもずっと続くであろう大河ドラマの世界で学ばせていただきならがら、邁進したいと存じます。
双寿丸役・伊藤健太郎 ※大河ドラマ初出演
【伊藤健太郎さんのコメント】
——演じる人物の印象と意気込みをお聞かせください。
初めての大河で、しかも「アシガール」「スカーレット」でお世話になった内田(ゆき)チーフ・プロデューサーを始めとするスタッフさんとのお仕事、出演キャストの皆さんとのお芝居がとても楽しみです。
双寿丸はオリジナルのキャラクターということもあり、すごく演じがいがある人物だと思っています。「光る君へ」の後半戦で双寿丸がどのように物語に関わって行くのか、ぜひ楽しみにしていただきたいです。誠心誠意努めたいと思います。
——大河ドラマ出演歴や思い出などをお聞かせください。
とても歴史あるドラマですし、出演されている方々、作っている方々の熱量がすごく伝わってきます。役者をやっているからには、大河ドラマに出るというのは夢でもありました。