素材のコラボでうまみを引き出す「塩肉じゃが」を浜内千波が直伝! APECでのおもてなしにも使われた“カービング”がすごい!の画像

日本の家庭料理を通じて、国境を越えた交流の輪を広げていきたい――。そんな思いから、料理研究家の浜内千波さんが中心となってスタートした「『食』で世界を応援プロジェクト」
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毎月1回お届けしているミニインスタライブでは、浜内千波さんのキッチンスタジオに、さまざまな国からの外国人を招き、その国の食文化に触れながら、家庭料理のワンポイントアドバイスをします。

11月のミニインスタライブのゲストは、タイ出身のナッタニ・ラオハチャイナンさん(Ms. Natthanit Laohachainan)ณัฐณิช เลาหชัยนันท์

東京都葛飾区を中心に、タイ・カービング(野菜や果物に繊細な彫刻をほどこすタイの伝統文化)やタイ料理を教えています。
ナッタニさんのお悩みは、「肉じゃが」。大好きな日本の家庭料理だそうですが、味が濃かったりつゆが濁ったり、子どもたちに不評で少し自信をなくしていたそうです。そこで浜内さんからの提案は、しょうゆを使わない、素材のうまみを存分に生かす「塩肉じゃが」。

ナッタニさんの悩みを解決するポイントはずばり、肉の下ごしらえと、素材を入れていく順番です! どうしてか?は、こちらの当日のライブで見てください。
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ナッタニさんからは、世界一のカレーともいわれるタイの「マッサマンカレー」を教えてもらいました。かかせない味付けはタイやインドで定番のフルーツ“タマリンド”ですが、日本ではなかなか手に入りにくいため、「酸味と甘みがある“はちみつ梅”で代用するのがベスト」とのこと。

〇ナッタニ・ラオハチャイナンさん(Ms. Natthanit Laohachainan)メッセージ
お料理で世界とつながる! 本当にすばらしい取り組みだと思いました。“食で世界を応援”できて本当に良かったです。
今回教えていただいた「塩肉じゃが」は、ジャガイモを使って手軽に出来るのがとても魅力的! 素材そのものを生かし、調味料も複雑な物を使いません。塩のみとは驚きでした。説明も分かりやすく、楽しく“手料理”を作れて大、大満足です。楽しくてあっという間に時間が過ぎてしまいました。
別の食材で、いろいろな日本の家庭料理を作りたいです。また、よろしくお願いします。

当日は、ナッタニさんが作った“ベジタブル・カービング”のかぼちゃ、ピーナッツカボチャ、赤かぶ、リンゴをキッチンに飾りインスタライブをお届けしました。改めて、このきめ細やかなカットを見てください↓

さて、12月のミニインスタライブは、ミャンマー北部少数民族出身のマジャさんとともにお送りいたします。

ナッタニさんからマジャさん(左)へバトンを渡します。