まいど〜! 朝ドラ見る子です。
ウチの名前、皆さん、ぼちぼち覚えてくれましたかいな?
て、ゆうても名前のまんまなんやけどな、現在放送中の朝ドラ「舞いあがれ!」を見ては、「今週はだいたいこんな話やったな〜。よかったな〜。知らんけど」ってなノリで、自由気ままな振り返りレビューを連載させてもらっとります。詳しくは、こちらを見たってな。ちなみに毎週金曜日更新やで。

ほんで、この記事はその出張版やねん。
ぎょうさんある「ステラ」のバックナンバーから、「舞いあがれ!」のメインキャストの記事を探し出して、その活躍を改めて紹介したろ、というわけや。

さて今回、関東生まれ関東育ちの私が、こんなけったいな大阪弁を一生懸命使ってみている、そのわけは、「舞いあがれ!」出演中のあの人が、同じく大阪府を舞台にしたドラマにかつて主演していたことが判明した興奮から、なんや!(←すみません、もうやめます)

それがこちら!

(NHKウイークリーステラ2018年10月5日号より)

舞ちゃんのお父ちゃんこと、高橋克典さんが、ラガーシャツ着てる!
いやいや、着てるどころか、ラグビーボール持ってる!
それって、どういうこと〜?

こちらは、2018年9〜10月に放送された土曜ドラマ「不惑のスクラム」の特集記事。主演の高橋さんが、このドラマへの思い入れを語るインタビューが掲載されていました!
「不惑のスクラム」の詳しい内容は、こちら↓
https://www6.nhk.or.jp/drama/pastprog/detail.html?i=4974
https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009050936_00000

簡単にいうと、生きる気力を無くした47歳の丸川良平(これが高橋さん)が、草ラグビーに出会い、仲間と一緒にラグビーをするなかで、徐々に己を取り戻していく、というドラマ。

高橋さん、れっきとしたラガーマンとして出演していたんですね〜。
ドラマのタイトルどおり、このラグビーチームのメンバーは、いわゆる不惑、つまり40歳以上。
ショーケンこと故・萩原健一さんがフルバック、渡辺いっけいさんがロック、村田雄浩さんがナンバー8でキャプテン、徳井優さんがスクラムハーフ、上杉祥三さん高橋光臣さんがウイング、松尾愉さんがセンター、増田修一朗さんがスタンドオフというチーム構成。ちなみに、高橋さんもフルバックです。
これぞまさに、“不惑”のラグビー!
いや、イケオジ好きのうちの姉からしたら、むしろ、誘惑だらけの魅惑のラグビーでしょうな……。

で、このドラマの舞台が「舞いあがれ!」と同じ大阪ということで、
チーム名も、ずばり「大阪淀川ヤンチャーズ」。
なんでも、舞ちゃんのお父ちゃん・浩太さんの工場がある東大阪でも、ロケが行われたとか。そもそも「舞いあがれ!」でも、ラグビーは重要なキーワードとして登場していますよね! 舞ちゃんたちのバイト先がラグビーカフェなのも、皆さんご存じのとおり♪

それはもちろん、東大阪が“ものづくりの町”であると同時に、“ラグビーの町”でもあるから。なんといっても東大阪は、日本初のラグビー専用スタジアム「花園ラグビー場」を擁する町。ここは、全国高校ラグビー大会の会場としても知られていますし、2019年に開催されたラグビーW杯の会場にもなりました。まさに東大阪はラグビーの聖地!というわけです。
だから「不惑のスクラム」でも、原作では東京が舞台だったのを、ドラマではわざわざ大阪を舞台に変えたんでしょうね〜。


高橋さんは元ラガーマンだった! ということは浩太さんも……⁉️

では、そんな大阪を舞台にしたラグビードラマに、高橋さんがどんな思いで臨んでいたのか、インタビューの内容を見ていきましょう。

記事によると、高橋さんは中学から高校1年までラグビー部に所属していたそう。一時は、監督とコーチから、「全日本に入る気はあるか?」と声をかけられるほど足が速かったとか! マジか〜!
ということは、当時のポジションは役と同じフルバックか、ウイングかもしれませんね♪(←記事にはありませんでした)

ところが試合中のタックルで鼻骨を骨折して以来、プレーに恐怖心が生まれてしまい、やがて退部。
「仲間達を裏切るかたちで辞めましたし、ラグビーには心残りを感じていました」と高橋さん。このドラマの放送は、ちょうど日本開催でされたラグビーW杯の前年。それもあって、「何か僕なりにやれることはないかと思っていた」高橋さんにとって、このドラマへの出演はとてもいい機会になったそうです。

前述のキャストの面々は、実はほとんどがラグビー経験者だったそうで、「久しぶりにボールに触れてうれしくなって(笑)、皆さん、撮影の合間にパスしあったり、キックしたりしていましたね」。わ〜、なんだか目に浮かびます。

そういえば、キャストの中に、「舞いあがれ!」で共演中の松尾愉さんの名前があったことに、皆さんお気づきでしょうか? しかも、「舞いあがれ!」でも、元ラガーマンという役どころ。その名も「ドーベルマン望月」の異名をもつ、最強のフッカーだったとか。

ちなみに、松尾さん本人は高校時代、ラグビー部でロックとして活躍されたそうで……。いやいや、チームで一人何役やんねん(笑)! 松尾さんからも尽きせぬラグビー愛を感じますね。

そして、ラグビーといえば、「ワン・フォー・オール オール・フォー・ワン(一人は皆のために 皆は一人のために)」というフレーズが有名です。
高橋さんもこれを挙げてラグビーの魅力を語るとともに、「僕は大勢の人が関わる仕事が多いので、今もこの言葉を心に刻んでいます」とコメント。
おおお……。
これはまさに、舞ちゃんたち「なにわバードマン」の結束、そして「株式会社IWAKURA」の社長である浩太さんと社員たちとの関係をほうふつとさせるじゃ、あ〜りませんか!

それだけ、普遍的な言葉ということなのでしょう。いろいろかぶっている要素が多いせいで、実は浩太さんは元ラガーマンなのでは? とか、松尾さんふんする久留美ちゃんパパは、やがて不惑ラグビーチームに加わって、または立ち上げて大活躍するようになるのでは? ……なあんて、勝手な想像が膨らんじゃいます♪

今回は、そんなラグビーと大阪と高橋克典さん、ときどき松尾さんについての振り返りでした!
いや、「ステラ」バックナンバー、お宝の可能性しか感じませんね!
ではまた次回お会いしましょう〜。

朝ドラ見る子 (あさどら・みるこ)

“朝ドラ”を見るのが日課の覆面ライター。朝ドラを日々のスパイスとして、朝ドラをきっかけにいろいろなことを考えたり、人と話したりするのが好き。地方生まれ、東京暮らし、ときどき帰省。その影響で、最近は両親(60&70代のシニア夫婦)も朝ドラを見るのが習慣に。さらに、渋いおじさん好きの姉(朝ドラ見る姉)と若いイケメン好きの妹(朝ドラ見るる)も。家族ぐるみの(?)、自由気ままなレビューをお届けします♪