
戦後日本を象徴するスーパースターでもあり、選手、そして監督として輝かしい実績を残した長嶋茂雄さんが亡くなりました。89歳でした。
躍動感あふれるサードの守備、ヘルメットを飛ばすほどのフルスイング、天覧試合でのホームラン、そして引退試合での言葉「巨人軍は永久に不滅です」。数々の記憶に残る名場面を残し、多くの国民を勇気づけてきました。

NHKでは、長嶋さんが脳梗塞に倒れた後、ロングインタビューを行っていました。その中で長嶋さんは「僕は決して天才じゃない」「(長嶋であることから)逃げたいという気持ちがあった」と告白しています。そこには、これまで語られることのなかった長嶋さんの素顔が記録されています。「天才」と呼ばれるその陰で懸命に努力を重ねたこと。そして、そうした練習をファンには見せないようにしていたとも語っていました。
“長嶋茂雄”であり続けることを自らに課し、スーパースターとしての孤独を感じながらも、どこまでも人々が望む姿を見せようとしていたのです。
番組では、未公開を含む10時間に及ぶインタビューを紐解きつつ、盟友・王貞治さん、愛弟子・松井秀喜さんなど関係者の証言とともに、国民に愛されたスーパースターの生涯を振り返ります。

なお、当初6月8日に放送を予定していたNHKスペシャル「人体Ⅲ 第4集 果てしなき命の探求」は、6月15日(日)午後9:00~9:49に変更となります。また、「人体Ⅲ」第1集~第3集の再放送日時についても変更の可能性があります。決まりしだい番組HP等でお知らせする予定です。
NHKスペシャル「さよならミスタープロ野球 長嶋茂雄」(仮)
6月8日(日)午後9:00~9:59(放送後1週間の見逃し配信予定)