次郎(中島歩)からの便りに顔を輝かせるのぶ(今田美桜)だったが、それは海軍病院からだった。のぶが不安な気持ちで病室に入ると、笑顔でベッドに座る次郎の姿が。次郎は質問するばかりで、自分のことは話そうとしなかった。戦況は一層厳しくなり、昭和20年7月4日、高知の町に空襲警報が鳴り響く。行き交う人々の中に飛び出したのぶは、遠くから子どもの泣き声が聞こえると、皆が逃げていく方向とは逆方向へと走り出し……。