現在放送中の連続テレビ小説「あんぱん」。「アンパンマン」の生みの親である、やなせたかしと、その妻・小松暢の夫婦をモデルに描かれる物語です。
このたび、今田美桜さん演じる主人公・朝田のぶと、北村匠海さん演じる柳井嵩が、戦後入社する「高知新報」で出会う主な人々の出演者が発表され、コメントが届きました。
東海林明役 津田健次郎
連続テレビ小説出演歴「エール」
高知新報の編集局主任。戦後の闇市でのぶ(今田美桜)と出会い、のぶに高知新報の採用試験を受けることを薦める。

【津田健次郎さんのコメント】
「逆転しない正義とは何か」という大切な問い。戦前、戦中、戦後という激動の時代を生きる二人の絶望と希望の物語。愛と勇気が満ちるこの作品に参加出来ることをとても嬉しく思います。東海林明という重要な役を託して下さったプロデューサー陣の期待に応えるべく、脚本から飛び出してくる豊かな言葉に感動し、丁寧な演出をして下さる監督陣に導かれ、温かいスタッフの皆様の元気に支えられながら、素敵なキャストの皆様と共に「あんぱん」の時間を生きています。撮影はハードなのですが、笑顔溢れる最高の現場で楽しく過ごしています。願わくば、多くの皆様にこの物語が届きますように。先の見えない混迷の今を生きる皆様の心に響きますように。
小田琴子役 鳴海唯
連続テレビ小説出演歴「なつぞら」
高知新報にのぶと共に戦後初の女性記者として入社。ふだんはおしとやかだが、酒が入るとじょう舌になる。

【鳴海唯さんのコメント】
「私はアンパンマンのような人になりたいです。」
オーディションシートの自由欄にそう書いた日から作品とのご縁が始まっていたように思います。
私が演じる小田琴子という女性はのぶさんとともに戦後初の女性記者として高知新報で働くことになります。
一見おしとやかな女性に見えますが実は二面性のある、とてもユニークな女性で、彼女の一挙手一投足を見逃さずに演じたいという思いで現場に臨んでいます。
終戦を迎えた高知新報の自由と活気に溢れる日々をお届けできるよう精一杯頑張ります!
皆様に琴子としてお会いできるのが待ち遠しいです!
岩清水信司役 倉悠貴
連続テレビ小説出演歴「おちょやん」
高知新報の編集局記者。後に地方紙としては異例の総合雑誌「月刊くじら」の立ち上げメンバーの一員になる。

【倉悠貴さんのコメント】
「おちょやん」に続き、また朝ドラの舞台に戻って来られて大変光栄に思っております。
「あんぱん」では、高知新報の記者・岩清水役を演じます。津田健次郎さん演じる東海林との掛け合いや、のぶや嵩とどんな関係を築いていくのか是非楽しみにしていただけたらうれしいです。
撮影現場では、共演者やスタッフの皆さんとともに、温かい雰囲気で撮影に臨ませていただきました。
朝から皆さんに元気や笑顔を届けられるよう、精一杯演じました。
ぜひ、よろしくお願いします。
【制作統括/倉崎憲 チーフ・プロデューサーのコメント】
戦後、長い戦時体制から解放されて活気にあふれる高知新聞社をモデルにした“高知新報”を舞台に、新たな風を吹き込んでいただくキャストの皆さんに集っていただきました。
戦後において何が世の中に必要なのか、メディアの役割をのぶたちに問いかけ、熱量をもって周りを巻き込んでいく人間味たっぷりの東海林役に津田健次郎さん。連続テレビ小説「エール」でご一緒して以来、津田さんが醸し出す人間の色気にひきこまれ、それは津田さんがいつも目の前にいる人や事象と真摯に向き合って下さるからだと思い、東海林役とリンクする部分がありました。
鳴海唯さんには、ヒロインオーディションのシートに「私はアンパンマンのような人になりたいです」と書かれていて、まだ「あんぱん」の企画発表前だったので、これは運命だ! と驚いたのが最初の出会いでした。最終オーディションでも、「人生を変えたいです」と涙ながらに語ってくれたことがずっと心のなかに残っていて。どこかでご一緒したいと思い、のぶと同期入社の琴子役を託しました。
倉悠貴さんは海外作品含めあらゆる役を演じておられ、倉さんの理論派にも熱血派にもどちらにも見える多面性にもひかれました。「おちょやん」などでご一緒した演出陣からも彼への厚い信頼がありオファーさせていただきました。
思ったことはズバズバ言うがかわいげもある後輩として、東海林との掛け合いも見どころである岩清水役です。
戦後初めて女性記者として採用されたのぶ、そして嵩にとっても作家活動の原点となる期間ともいえる大事な高知新報パートを、今からぜひ楽しみにしていただけると幸いです。
昭和のはじめ頃、高知の町中をものすごい勢いで走る少女がいました。「ハチキンおのぶ」こと朝田のぶ(今田美桜)です。一方、幼い時に父を病気で亡くした柳井嵩(北村匠海)は、伯父の家に引き取られ、転校先の学校でのぶに出会います。
戦争の足音が近づく頃、女子師範学校に通うのぶ。やがて戦争が始まり、嵩は出征。嵩は弟・千尋を戦争で亡くし、のぶも最愛の人を亡くしました。
のぶは戦争で全ての価値観が変わり、「何が正しいかは自分で見極めなければならない」と高知の新聞社に女性初の記者として就職。戦後、嵩も新聞社に入社し、2人は同じ雑誌の担当に。
のぶは嵩に「あなたも後から来なさいよ。先に東京に行って待っているわ」と告げ、新聞社を辞め上京。のぶを追いかけ上京した嵩と、六畳一間のオンボロアパートでの生活が始まります。「どんな環境でも楽しめるこの人と一緒にいたい」と2人は結婚。「手のひらを太陽に」「アンパンマン」が世に出るのは、まだ先のことです――。
2025年度前期 連続テレビ小説「あんぱん」
毎週月曜~土曜 総合 午前8:00~8:15ほか
作:中園ミホ
音楽:井筒昭雄
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り:林田理沙アナウンサー
出演:今田美桜、北村匠海、加瀬亮、江口のりこ、河合優実、原菜乃華、細田佳央太、高橋文哉、中沢元紀、大森元貴/二宮和也、戸田菜穂、浅田美代子、吉田鋼太郎/竹野内豊、妻夫木聡、阿部サダヲ、松嶋菜々子 ほか
制作統括:倉崎憲
プロデューサー:中村周祐、舩田遼介、川口俊介
演出:柳川強、橋爪紳一朗、野口雄大、佐原裕貴、尾崎達哉
公式Xアカウント:@asadora_nhk
公式Instagramアカウント:@asadora_ak_nhk