毎週月曜~水曜に放送している、報道番組「クローズアップ現代」。

7月8日(火)放送は、NHK「きょうの料理」などで、家庭料理のコツや楽しさを伝え続けてきた料理研究家の第一人者、土井善晴さんにロングインタビュー。話題を呼んだ著書、「一汁一菜でよいという提案」では、忙しさや気負いから料理が苦痛になっていた人たちに、料理はシンプルで自由でいいのだというメッセージを発信。「心が軽くなった」「救われた」という声が相次ぎ、今も影響が広がっている。

番組では、土井さんのことばに影響を受けた人々を取材。50代の女性は、“家族の健康のために”と、毎日の料理にプレッシャーを感じ追い込まれていたが、土井さんの「“ええかげん”がいい」という考えに触れたことで肩の力が抜け、料理を楽しめるようになったと話す。また、料理を一切してこなかった会社員の男性は土井さんの影響で料理だけでなく仕事や生き方にも柔軟さが生まれるようになったという。

対談では、そんな土井さんの料理に秘められた「自由に生きる極意」を深掘りする。さらに、桑子アナウンサーが“土井流・味噌みそ汁づくり“に挑戦! 旬の野菜を使った“ええかげんな一品”も作る。「レシピに頼らなくても大丈夫」「料理って下手になるほど自由になる」と語る土井さんの滋味深い言葉もたっぷりと紹介。きっと、あなたの疲れた心を癒やし、日々の暮らしを豊かにしてくれるはず。


土井さんに聞く“ええかげん”とは――

土井「“ええかげん”とは、自分の感性で物事をとらえ、自由な心で判断をしていくこと。何かしらを見つけていくこと。たとえ、失敗であっても、それは経験になって、次に役に立つ。自分で“ええかげん”を考え続けることが幸せになる力だと思っています」


キャスター桑子真帆 土井善晴さんとの収録を終えて……

桑子「仕事で疲れて帰ってくると、料理はちょっと面倒くさいなと思ってしまう私。『えっ、その野菜もお味噌汁に!?』『下準備はそれでいいの!?』と驚きの連続で、ワクワクが止まりませんでした。料理との向き合い方だけでなく、自分の生き方についても考えさせられたインタビュー。土井さんの料理、いや人生の“ええかげん”の極意、皆さんにもおすそ分けします♪」


クローズアップ現代
「“ええかげん”でいい 土井善晴 自由を感じる家庭料理の提案」

7月8日(火)総合 午後7:30~7:57
NHKプラスにて7月15日(火)まで見逃し配信あり。