あの日あのときあの番組
「ひたむきに愛するということ~「らんまん」と牧野富太郎~」
【放送予定】2023年5月7日(日) 総合 午後1:50~2:55


連続テレビ小説「らんまん」の主人公・槙野万太郎(神木隆之介)のモデルになった植物学者・牧野富太郎(1862-1957)を深く知ることのできるアーカイブス番組を取り上げる。

ただひたすらに植物を愛する牧野富太郎は、身の回りにあるどんな小さな植物にも目を止め、すべての植物を愛し、もっともっと知りたいと探求を続ける、天真らんまんな植物学者であった。そして、その魅力をより多くの人々に知ってもらいたいと、94歳で亡くなるまで伝え続けた。

牧野の生涯を紹介したドキュメンタリーを通して、ひたむきに植物を愛した牧野の人生と、多様性と生命力にあふれる身近な自然の魅力についてゲストとともに語り合う。

【紹介番組】
◆現代ジャーナル「私は草木の精である~植物学者 牧野富太郎の生涯~」(1992年11月17日放送/45分)

日本の植物学の基礎をつくりあげた牧野富太郎。破天荒で純真で、野心家でありながらユーモラスな人物だった。小学校を中退してほぼ独学で植物学を学び「土佐植物目録」や「大日本植物志図篇」などを自費出版で刊行した。番組では、牧野が集めた膨大な植物標本や、美しい植物スケッチをはじめ貴重な資料を紹介ながら、牧野と親交のあった人々や 家族、そして博物学者の荒俣宏氏の証言をもとに、牧野富太郎が現代に投げかけているメッセージを探る。
リポーターと語り/柳生博

◆歴史秘話ヒストリア「“私は植物の精である” 牧野富太郎 夢の植物図鑑」(2019年1月23日放送 より抜粋)
牧野富太郎が、晩年に全国各地で植物観察会を開催して、植物の魅力や植物研究の楽しさを多くの人に伝えた様子などを、抜粋して紹介。

【ゲスト】
いとうせいこう
牧野富太郎を尊敬する牧野マニア。槙野万太郎が憧れる植物学者(里中芳生)を演じる。
島崎和歌子
牧野富太郎と同じ高知県出身。自由民権運動を支援する女性(楠野喜江)を演じる。

【司会】森田美由紀アナウンサー