今秋から放送が始まる、連続テレビ小説「ばけばけ」。

このたび、吉沢亮さんが出演することが発表されました。吉沢さんは、髙石あかりさん演じる主人公・松野トキと、トキの夫・ヘブン(トミー・バストウ)の人生に大きな影響を与える英語教師、錦織友一を演じます。


英語教師/錦織にしこおり友一ゆういち役 吉沢亮
連続テレビ小説歴 「なつぞら」

松江随一の秀才で、「大磐だいばんじゃく」の異名を持つ。松江中学で英語教師を務め、外国人教師として松江にやってきたヘブンを公私でサポートする。トキとも奇妙な縁で知り合い、深く関わっていく。

【吉沢亮さんのコメント】
朝ドラに出演させていただくのは「なつぞら」以来2度目です。
「英語教師なので、それなりに英語をしゃべります」とは言われていたのですが、台本を頂いたら思っていた2.5倍くらい英語だったので焦りつつ、現場の温かい空気感の中、楽しくお芝居をさせていただいています。
時代の変革期、変わり続ける文化や常識を面白がれる者、受け入れられない者、受け入れる他ない者。
翻弄されながらも各々の宝物を握りしめ大いに笑ったり、たまに泣いたりしちゃう人たちの物語です。是非お楽しみに。


既発表 主人公/ まつトキ役 髙石あかり
連続テレビ小説初出演

民話や昔話などを聞くのが大好きな松野家の一人娘。つらいことがあるといつも母のフミに「お話をしてごすなさい(お話してください)」と言い、怪談を話してもらう。怪談も化け物も、そして、家族のことも大好きなのだが、周りからは変わり者だと気味悪がられている。フミが作るしじみ汁が大好物で、飲むと思わず「あーっ」と声が出てしまう。

【新たな出演者発表を受けて、ヒロイン・髙石あかりさんのコメント】

吉沢さん演じる錦織は、きっとこの先、トキとヘブンの二人にとって言語や心をつなぐ懸け橋のような存在になるのだと思います。
先日、錦織とトキの出会いの場面を撮影しました。
カットがかかる度に笑いが起こり、本番中なのにどこからかスタッフさんの笑い声が……。
そんな、はちゃめちゃで楽しい大好きなシーンとなりました。
皆さんにお届けできる日が本当に楽しみです!


【新キャストについて/制作統括・橋爪國臣さんのコメント】

錦織友一という役は、明治時代の松江の偉人の一人である西田千太郎さんがモデルです。
小泉セツさんとハーンさんにとってかけがえのない特別な存在でした。

そんな大切な役だからこそ「この方にお願いしたい」という強い思いで、企画の早い段階で吉沢亮さんに出演をお願いしました。連続テレビ小説「なつぞら」や大河ドラマ「青天を衝け」でご一緒した際に、ご本人の役に対するしんな向き合い方や深く濃密な役作りをなさる姿に心打たれました。日本を代表する俳優の一人だと思っています。

英語教師でもあり、ヘブンの通訳でもある錦織は、セリフの多くが英語です。吉沢さんには出演が決まってから毎日のように英語のレッスンに取り組んでいただいています。
先日、衣装合わせでお会いしたときには既に短髪になさっていて、まるで明治時代の西田千太郎さんがそのまま現れたかのようで、改めて役への深い理解と熱意を感じました。

吉沢さんが命を吹き込む錦織友一という人物が、一体どのような深みと感動を物語にもたらしてくれるのか。きっと心に残る素晴すばらしいシーンをお届けできると確信しています。


【物語のあらすじ】
この世はうらめしい。けど、すばらしい。

明治時代の松江。まつトキは、怪談話が好きな、ちょっと変わった女の子です。
松野家は上級士族の家系ですが、武士の時代が終わり、父が事業に乗り出すものの失敗。とても貧しい暮らしをすることになってしまいます。
世の中が目まぐるしく変わっていく中で、トキは時代に取り残されてしまった人々に囲まれて育ち、この生きにくい世の中をうらめしく思って過ごします。
極貧の生活が続き、どうしようもなくなったトキのもとに、ある仕事の話が舞い込んできます。
松江に新しくやってきた外国人英語教師の家の住み込み女中の仕事です。外国人が珍しい時代、世間からの偏見を受けることも覚悟の上で、トキは女中になることを決意します。その外国人教師はギリシャ出身のアイルランド人。
小さい頃に両親から見放されて育ち、親戚をたらい回しにされたあげく、アメリカに追いやられ、居場所を探し続けて日本に流れ着いたのでした。
トキは、初めは言葉が通じない苦労や文化の違いにも悩まされます。ところが、お互いの境遇が似ている事に気が付き、だんだんと心が通じるようになっていきます。しかも、2人とも怪談話が好きだったのです!
へんてこな人々に囲まれ、へんてこな2人が、夜な夜な怪談話を語り合うへんてこな暮らしが始まります――。

2025年度後期 連続テレビ小説「ばけばけ」

2025年秋 放送予定

作:ふじきみつ彦
出演:髙石あかり、トミー・バストウ/吉沢亮
制作統括:橋爪國臣
プロデューサー:田島彰洋、鈴木航、田中陽児、川野秀昭
演出:村橋直樹、泉並敬眞、松岡一史