新・介護百人一首

だれすまぬ
実家を訪ね
草むしり
父のおしゃれ着
作業着となる

広島県佐伯 俊典 74歳)

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詞書

介護の日々は遠くなり、折々訪れる実家は草やつるがどんどんはびこってくる。父が着ていた、よそ行き用のおしゃれな服を出してきて 、作業着にして格闘している。