ドラマの出演者やスタッフが「この回のあの人、あのシーン」について語ったコメントを不定期で配信するコーナー。今回は、朝田のぶ役の今田美桜さん、柳井寛役の竹野内豊さんから、第34回の振り返りをご紹介!


今田美桜さん振り返り

――今回の寛(竹野内豊)の「今は平行線でも、いつかは交わる日が来る」という言葉は、作品全体の今後の流れを考えると、壮大なフラグになっているなぁ、と思いました。

嵩(北村匠海)とお互いに仲直りしたいのに、結局仲直りできなかった、というシーンですよね。そうですね……。あのシーンはまた、竹野内さんの声が本当にグワッと、こう「愛で包んでくれていた」ので、私は本当に号泣しました。今、思い出しただけでも、涙が出てきます……。


竹野内豊さん振り返り

──駅で嵩を見送ろうとしたのぶが、電車に間に合わなかったというシーン。偶然居合わせた寛さんが、のぶに優しく声をかけます。夕焼けの美しいシーンでしたが、撮影はどのような雰囲気だったのでしょうか?

実は、あのシーンは日が落ちる前に撮影を終えなくてはいけなかったので、かなりバタバタしていたんです。でも、そんなときに限って鳥や動物の鳴き声が今田さんの台詞せりふかぶってしまい、時間ばかりが過ぎていって。しかも、のぶが感情をあふれさせる重要な場面。俳優としては演じるのが難しい場面でもあるので、僕はもう隣でずっと、「今田さん頑張れ……!」と心の中で応援していました。

でもやはりそこはさすが今田さん、集中力がすごい。(撮影する)カットの都合で何回か同じシーンのお芝居を繰り返しましたが、どのテイクでものぶの言葉にならない思いが伝わってきて、毎回自分もジーンとしました。