ドラマの出演者やスタッフが「この回のあの人、あのシーン」について語ったコメントを不定期で配信するコーナー。今回は、長谷川平蔵宣以役の中村隼人さんから!
中村隼人さんの第13回振り返り
——渡辺謙さんとの共演シーンはいかがでしたか?
第1回と第2回を見た渡辺謙さんが、「飛ばしてるねぇ、君。いいよいいよ!」と言って下さいました(笑)。今回が初めての共演でしたが、すごい迫力でした。あえて猫背にして、隙がありそうな“抜け感”のある田沼様を演じていらっしゃるんですけど、決めるところはビシッと決めるので、とても緊張感が伝わってきます。
平蔵が田沼様に「外向きのお役目にしてほしい」と頼むシーンでは、セリフとしては取り入っているようにも聞こえるので、ゴマすりに見えないよう意識しました。初対面の田沼様に「それがしが進物番に選ばれたのは“見てくれ”が良かったから」と言ったときには苦笑いされて、心が痛かったですけど……(笑)。
平蔵は何事にもピュアで全力なんです。無理難題を吹っ掛けられても、「頼めるか」と言われると、「喜んで!」と後先考えずに答えますし……。その無理難題をこなすことで田沼様に取り立ててもらえるようになって、やがて火付盗賊改になることに繋がるので、今回その第一歩を踏み出せたかな、と思っています。
