日本を代表する超一流エンジニアたちが、極限のアイデアとテクニックで競い合う「魔改造の夜」。身の周りの「おもちゃ」「家電」が改造され、衝撃的な姿の“怪物マシン”が、“秘密の夜会”に集う。

5月30日(木)放送の「電動マッサージ器25mドラッグレース」に続き、6月27日(木)の放送でも「T橋技術科学大」と「Mブチモーター」「Sズキ」が三つ巴の闘いを繰り広げる。

3者が挑む2つ目の競技は「ワニちゃん水鉄砲 バースデーケーキろうそく消し」だ。


「水」で「火」を制する闘いに、2つの大手メーカーと超精鋭の学生チームが挑む

「水」を遠くへ! 強く激しく! しかし予想以上に「火」は強い――。エンジニアの誇りをかけた壮絶な闘いが始まる。

【対戦チーム】
▼ロボコンで最多優勝8回、世界大会でも優勝! 愛知県の理系大学『T橋技術科学大』。
▼自動車など向けの小型モーターのプロフェッショナル、世界的メーカー『Mブチモーター』。
▼軽自動車など四輪車や二輪車で国内に加え、インド市場も席巻、巨大メーカー『Sズキ』。


競技「ワニちゃん水鉄砲 バースデーケーキ ろうそく消し」とは?

今回のお題は、子どもの玩具“ワニちゃん水鉄砲”を魔改造し、巨大ケーキの上の“10本のろうそく”を狙って消すというもの。

3匹のワニの水鉄砲で、7.5m先に置かれた、巨大なバースデーケーキに円状に立つ10本のろうそくの「火」を狙う。「水」で「火」を制す、難しい闘いだ。

水鉄砲を普通に打つと、7.5mには全く届かない。しかも水の量は1匹あたり、わずか100cc。散水機のように、水をまき散らすこともできない。遠くにある小さな「火」に、正確に当てるのは至難の業だ。

どのチームも、次々に試作機をつくってはテスト。どう打てば、水は遠くに、勢いよく飛ばせるのか?

強く押し出すと、「水」の飛距離は伸びるが霧状に。3匹で10本を狙う競技だが、1匹で複数の火を消す打ち方は可能なのか? ようやく届いても、ろうそくの火は予想以上に強く、まったく消えない……など、課題は山積みだ。

各チームは、ロボコン最多優勝校、世界的なモーターのプロ、四輪・二輪の巨大メーカーだが、精鋭のエンジニアたちにとっても、今回のお題は全くの初挑戦。人類が古から向き合う「火」を「水」で制する競技は、超難題となった。

どんなマシンにすればよいのか、いずれも苦悩し、もがき苦しむ。それでも1か月半の苦闘の末、3チームは全く違う姿の怪物マシンが誕生させる――。

衝撃の威力、驚きの複数「火」狙い、3匹の意外な連携プレー……。魔改造された“ワニちゃん水鉄砲”は、はたして、ろうそくの火を消せるのか? 

そして、実は今回のお題には、主催である魔改造倶楽部くらぶの、深い意味も隠されていた!? 興奮と歓喜と号泣が渦巻く、全く予想できないドラマが始まる。