全国のNHK54局で、さまざまな「ご当地どーもくん」のデザインが誕生しているのをご存じでしょうか?
地域の農産物や魚介類、果物や菓子などの特産品、伝統工芸品やお祭りにちなんだ衣装を「着込んで」います。中には歴史的建造物を着込んじゃっているデザインも。

NHK財団では、これまで平面的にはデザイン化されていたものの、まだ立体としては製作されていなかった「どーもくんの衣装」39局分の製作を担当しました。
「放送100年超体験NHKフェス」(3/1~23)の各会場には素敵な衣装に身を包んだご当地どーもくんが登場予定です。渋谷に来たら出会えるかも。イベントの様子をご紹介します。

放送100年超体験NHKフェスの渋谷CAST会場で。福島放送局の「赤べこどーもくん」(2025年3月8日撮影)
【どーもくん】とは
日本のどこか、山や河原や川に囲まれた穴蔵に、うさぎのじいさん、“うさじい”が暮らしていました。
雪が深々と降るある日、うさじいの穴蔵に大きな卵が転がり込んできて、その中から茶色い不思議な生き物が生まれました。
その生き物が生まれてはじめて見たテレビで映っていたのはニュース。
「どーも、こんにちは」
この時から、その生き物は「どーも」というコトバを覚え、うさじいの穴蔵に居候することになり、「どーも」と呼ばれるようになりました。
好奇心旺盛で、毎日ドキドキしたりワクワクしたり、時には落ち込んだり。
どーもくんは、うさじいや、同じくうさじいの穴場に居候しているこうもりの親子しのぶ・もりお、近所に越してきたいたちの女の子・たーちゃんなど、たくさんの仲間に囲まれ、様々な体験をしてゆくのです。
身長:120cm、体重:85kg  
(出典:どーもくんミュージアム|NHKオンライン※ステラnetを離れます

どーもくんに会いに来て!

どーもくんは、次々にご当地衣装に着替えて地域を応援しています。

これまで登場したのは、函館放送局のイカどーもくん、横浜放送局のマドロスどーもくん、水戸放送局の納豆どーもくん、奈良放送局の鹿どーもくん、松山放送局のみかんどーもくん、大分放送局のからしれんこんどーもくんなど。それぞれの地域を応援してきました。

津放送局の「伊勢えびどーもくん」渋谷CAST会場で(2025年3月1日撮影)

「放送100年超体験NHKフェス」(3/1~23)では、
3/1(土)・2(日)・8(土)・9(日)には、渋谷CASTとその向かいの宮下公園で、三重県・津放送局の伊勢えびどーもくんと福島放送局の赤べこどーもくんが登場して、来場者とのコミュニケーションを深めました。

老若男女、国籍を問わず、「可愛い♡」「やばっ!」「すごつ!」等の声が聞かれる中、記念撮影の列は途切れませんでした。
どーもくんは、「どーもっ」「どーも、どーも」「どーも、どーも、どーも!」のご挨拶や感謝の言葉を返していました。

宮下公園会場で(2025年3月8日撮影)

次回、ご当地どーもくんと会えるのは、20日(木・祝)~23日(日)。
★NHKホールでは、高知局のカツオどーもくん、金沢局(石川県)の輪島塗りどーもくん。
★渋谷MODIでは、宇都宮局(栃木県)のイチゴどーもくん、
★北谷公園では、岡山局の桃太郎どーもくん、
★SHIBUYA109では、100年どーもくんに会えそうです。
どーもくん、まさに獅子奮迅の早変わりと素早い移動で登場してくれるはずです。


ご当地どーもくんのミニ番組も制作されています。地域を紹介するけいみょう洒脱しゃだつな歌も交えたオリジナル曲入り「どーもくんご当地化計画!」。現在、随時放送中です。ホームページからもご覧いただけます。是非ご覧ください。
どーもくんミュージアム|NHKオンライン※ステラnetを離れます

また、このどーもくんのご当地化計画に合わせて、きらめく「ステッカー」も製作中です。(全54種の完成は4月初旬予定)

どーもくんはそれぞれの地域で、ご当地衣装を身にまとってNHKの会館公開や地域のイベントに登場。視聴者とNHKの親近感を育み、地域の活性化に貢献する予定です。イベントではステッカーも、もらえるかもしれません。

放送100年の2025年は、どーもくんが全国に元気を届けることをテーマに、より広~い日本の各地に出向きます。

(取材・文/NHK財団 展示・広報事業部 三品和広)