プロアドベンチャーレーサー・田中陽希が、日本を代表する300の名峰を自らの力で登り切る「グレートトラバース3~日本三百名山全山人力踏破」。総移動距離2万キロ、累積標高52万メートル、3年7か月に及ぶ壮大な冒険に密着した様子を、これまでの放送から紹介しよう!


日本三百名山とは?
登山家で作家の深田久弥が選んだ日本百名山に、日本山岳会が選んだ200の名峰を加えたもの。

からくにだけ(宮崎県・鹿児島県)
5/300座 百名山

(2019年7月30日放送より)
登山日:2018年1月24日
標高:1700メートル

山の特徴:九州南部の一大火山群である霧島山。その最高峰となる韓国岳は、宮崎県と鹿児島県の県境にまたがり、どっしりとした山容が特徴である。

Episode
美しい“エビのしっぽ”
水分が樹木の表面で凍りつく「ひょう」。中でも、大きく育った霧氷は、その形から“エビのしっぽ”と呼ばれている。南国・九州とは思えない、神秘的な光景が広がる。

ひときわ大きく育った霧氷。

火口に水がたまってできた大浪池。
田中のひと言
池の大きさとどっしりとした韓国岳の存在感。山頂からの景色、大浪池からの景色、双方に良さがあり、それに気付くことができる。まさに、冬の韓国岳は美しさが際立っていた。

「日本3百名山ひと筆書き 日記」より

1983年、埼玉県生まれ。学生時代はクロスカントリースキー全日本学生選手権で入賞。卒業後、アドベンチャーレースの世界に飛び込み、パタゴニアンエクスペディションレース(2012、2013、2016)で2位入賞など、日本を代表するアドベンチャーレーサーに。2014年に日本百名山、2015年に日本二百名山の人力踏破に成功した。