憧れのカリスマギャル・歩(仲里依紗)に会うことができ、糸島フェスティバルではパラパラで最高潮に盛り上がったハギャレンメンバー。その中心的存在が、ルーリーこと真島瑠梨です。「イベントが終わったらギャルをやめる」と言っていた結(橋本環奈)も本当の自分の気持ちに気づき、正式にハギャレンメンバーに。歩がギャルになった本当の理由も明かされました。
放送開始から約1か月。ルーリーを演じるみりちゃむさんに、寄せられた反響や、今後の見どころを聞きました。
糸島フェスあたりからSNSに応援コメントが
――元ギャルというお母さんに役作りのアドバイスをもらっているそうですが、放送を見た感想は聞いていますか?
「セリフ棒読みじゃん」って言われました(笑)。ルーリーの最初のセリフは1話目の最後、結に「待ちな」と言うところなのですが、「待ちな」って登場あります? これ、本当にどんな圧で言えばいいのかわからなくて、本読みのときも全員大爆笑でした。
あとは衣装が懐かしいらしく、「こういう服、ママも着てたわ~」と言いながら、毎朝見てくれています。
――まわりの反響はいかがですか?
SNSを見ていると、最初は「ギャル嫌い」というコメントが結構あったのですが、パラパラダンスを披露した糸島フェスの放送あたりから、応援メッセージをいただくことが増えてきて。私のインスタグラムのDM(ダイレクトメッセージ)にも「おむすび見てます~!」って、メッセージがたくさん届きました。
個人的には、放送を通してギャルへの見方が変わってきてくれたらうれしいな、と思っています。私自身ギャルをやってきて、これまで心ない言葉をかけられることもたくさんありましたけど、なんとなく空気が変わってきた気がします。
――「平成ギャルは不景気でもポジティブで元気」と脚本家の根本ノンジさんがおっしゃっていました。令和ギャルとの違いはありますか?
私の感覚ですけど、昔のギャルは言いたいことをはっきり言うイメージがありますが、今のギャルは場の空気を読む子が多いですね。確かに平成ギャルはパワフルなので、ドラマの中でもかなりテンション高めですが、私はルーリーほど騒がしくないかな。令和ギャルは「チョーアゲ―」とは誰も言わないし、今は語尾もあんな風にはあげないです(笑)。
「アユの妹」だからではなく「米田結」が大好きに
――歩が糸島に戻ってきて、彼女がギャルになった理由も明らかになりました。ルーリーたちも「ギャルなんてダサいことやめな」と言われてしまいましたが、歩や結に対する気持ちの変化はあったのでしょうか。
確かに、最初は結ちゃんのことを「アユ(歩)さんの妹」としか見ていなかったし、アユさんも「カリスマギャル」ということで憧れていましたが、次第に「妹ちゃん」ではなく「米田結」として見るようになって、大事な友達になりました。「自分はニセモノだ」と言うアユさんに対しても、ギャルになった理由を知ってますます好きになったと思います。
結がハギャレンに入ってくれてメンバーは本当にうれしかったのですが、それは「アユの妹」だからではなくて、結ちゃんだから。米田家にハギャレンが集結しているシーンは、まさにギャルの友情って感じで、ギャル独特のリアルな雰囲気になっていたと思います。
そのあとの、神社で結が翔也(佐野勇斗)に告白するシーンでは、ふたりを木の陰に隠れて見守っていましたが「これはないよね(笑)」とメンバーで大笑いしました。
――第33回(11月13日[水]放送)で一気に時が流れて、平成18年になるとハギャレンメンバーは社会人になりますね。みんなやりたいことを見つけて、好きなことを貫くギャルらしさを羨ましくも思いました。ルーリーはアパレル会社で働くことになったんですね。
そうなんです。みんな大人っぽくなってちょっと落ち着きました。ルーリーはアパレル経験を生かして、この先、意外なところに登場しますので、ぜひ楽しみにしていてください。
みりちゃむ
2002年7月10日生まれ。埼玉県出身。'18年6月より、雑誌『egg』の専属モデルとして活動。「東京ガールズコレクション」などに出演を果たす一方、その強気なキャラクターでバラエティー番組などでも人気を博し、活躍の幅を広げる。'24年4月に『egg』専属モデルの卒業を発表。NHKの出演番組としては、「阿佐ヶ谷アパートメント」など。本格的な連続ドラマの出演は今作が初となる。