こんにちは!「おむすび」広報隊長のOオーです。
このコラムでは現場の裏側をスタッフ目線でお伝えしています。

本日最終回を迎えた「おむすび」。ご覧いただいた皆様、半年間ありがとうございました。最後のコラムでは、最終回の糸島・神戸ロケの裏側をお見せします!

これまでのコラムはこちらから見られます。あわせてご覧ください。


「よねだイチゴ農園」は糸島の農園で撮影!

まずはこちら。
佳代(宮崎美子)たちがいた、イチゴ農園。
今年の1月に、糸島の実際のイチゴハウスをお借りしての撮影でした。

結(橋本環奈)も花(新津ちせ)もイチゴを食べて「チョー甘い!」と感激しているシーンがありましたが、糸島のイチゴは本当においしいんです!!!

地元の方々にたくさんのご協力をいただき、温かい雰囲気で撮影が進んでいきました。

愛子(麻生久美子)が営む「よねだイチゴキッチン」はこちら。

米こうじといちごのシェイク、とっても美味おいしそうでしたよね。
糸島で生き生きとしている愛子さんが見られて本当によかったです。


聖人の出張カットシーンは感慨深いものに

聖人(北村有起哉)が、出張カットに向かうシーン。

見送るひみこ(池畑慎之介)が運転していたトラクター。トラクターの運転方法を農業指導の先生に習ってからの撮影だったのですが、ひみことトラクター、お似合いでしたね。
こちらも広大な自然の中での撮影が印象的でした。

「いってらっしゃ~い」とひみこに見送られた聖人が向かった出張カット先は海が見える場所。北村さんにとって、ずっと学んできた理容シーンの撮影は、この場面が最後の撮影になりました。(※北村さんのクランクアップは別のシーンです)

理容指導の先生も北村さんの手さばきを現場で見守っていて、感慨深い最後のヘアカット撮影でした。

米田家が、恵美(中村守里)・陽太(菅生新樹)が営む牡蠣かき小屋「恵陽丸」を訪れるシーン。

陽太と恵美の子ども(役名:古賀海)は、かつて陽太の幼少時代を演じた案津喜一くんでした。

牡蠣をみんなで食べるシーンでは、キャスト一同、和気あいあいと撮影していました。牡蠣ぷりっぷりで美味しそうでしたね。

結と翔也(佐野勇斗)が出会った海を、花と訪れるシーンは、3人仲むつまじく撮影が進み、ほっこりするシーンに。

現場では、れいな太陽が出迎えてくれました。ここから結と翔也の物語が始まりましたね。


温かなおむすびを結から雅美へ

最終シーン。このシーンは「おむすび」最後の撮影日の朝、撮影されたものです。幼少期の結に避難所でおむすびを渡した雅美(安藤千代子)が登場しました。

今度は、結から雅美におむすびを渡します。

神戸の街が一望できるロケ地で撮影されました。

放送上ラストカットの、大クレーンの俯瞰ふかんカットの撮影の裏側はこちら。

米田家にとって大切な、“あの日”から復興した、“今”の神戸の街並みを映して、物語は終わりました。


本当のクランクアップのシーンは……

そして「おむすび」撮影最終日の本当のクランクアップの瞬間はこのカット!

結が病院で花を探すシーンでした。(第24週・第117回のシーン)

約1年間の撮影が終わった瞬間は、出演者・スタッフ一同感無量でした。

思えばクランクインした時にはまだ高校生だった結。
海に飛び込んだり翔也と出会ったりパラパラを踊ったり……
阪神・淡路大震災の回想シーンもありました。

それから栄養士を志し、専門学校での日々や社員食堂や病院での勤務。
結婚して花が生まれ、両親・祖父母・姉、家族との絆も深まりました。
約1年間の撮影シーンを思い出すと数えきれないくらいの出来事がありました。

そして、そのたくさんのシーンを、テレビを通して半年間観てくださった視聴者の皆さまへ。
ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。観てくださる方がいてこその朝ドラです。
半年間の放送を応援いただいた皆様、また、コラムを読んでくださった皆様、心よりありがとうございました。

今日もどこかで米田家が明るく笑い、皆様の心の中にも「おむすび」のような温かさがこの先も続いていきますように……。

最後に、制作統括・宇佐川隆史より皆様へ、感謝の気持ちをお伝えします。

この「おむすび」を制作している間、「皆さんがいての私達」だと、ずっと思ってきました。それほど多くのしっげきれいを頂き、励まされてきました。おかげで、このドラマでしか伝えられないものをお届けできたと思います。
いつの時も、皆さんの声が私たちの心を熱く燃やし続けてくれました。本当にありがとうございます。これからも米田家、そして結は、今もこの世界で私達と共に、幸せに生きています。

文/「おむすび」制作統括・宇佐川隆史

「おむすび」ドラマスタッフ。
おむすび広報隊長として全力投球の日々を送る。