大河ドラマ「光る君へ」では、いよいよ主人公まひろ(吉高由里子)が女房として内裏に上がり『源氏物語』を書き始めました。すでに貴族たちの間では“ベストセラー”になっているようです。

NHK財団では、そんな貴族たちの暮らしや文化を知っていただく展示を制作し、先日、紫式部ゆかりの地の一つでもある大津市で、初めての展示会を開催しました。
その模様を少しだけ、お伝えします。
※参照 「光る君へ」で描かれる「平安貴族の暮らしと文化」を知る展示会、始めます! | ステラnet (steranet.jp) 


会場の様子(9月8日 大津市民会館)

「平安貴族の暮らしと文化展」が行われたのは9月8日(日)。大津市民会館の大会議室には大勢の方が詰めかけました。
この日は夕方から、この会館の大ホールで大河ドラマ「光る君へ」スペシャルトークショーin大津が行われることもあって、この日だけの開催に1,170人もの方が来場されました。

 「トークショーの観覧チケットは落選してしまったけれど、「光る君へ」題字・書道指導のもとさとしさんが書いた『源氏物語』の冒頭の「桐壺」をどうしても見たくて」と来場された方もいらっしゃいました。

「貝合わせ」をじっくり(9月8日 大津市民会館)

また、有職彩色絵師・はやしさんが描いた「源氏物語」の場面の貝合わせを、じっくりと見て、その繊細さに感動してくださった方も。
みなさんがご覧になっているのは、こちらです。

林美木子さんが描いた「源氏物語」※以前の記事で詳しく紹介しています

平安時代の暮らしや文化を紹介したパネルを熱心に読み込んでいらっしゃる方も多く、皆さん思い思いに展示を楽しんでくださったようです。

9月14日(土)からは、岩手県奥州市にある歴史公園えさし藤原の郷天空館で「かさねの色目」も加えて、展示をします。(11月4日まで)
みなさんのお越しをお待ちしています。

今後の開催が決まりましたらNHK財団ホームページでお知らせします。


展示会開催にご興味がある方は、是非、展開・広報事業部までお問い合わせください。

(文/NHK財団 展開・広報事業部 土居美希)