プロアドベンチャーレーサー・田中陽希が、日本を代表する300の名峰を自らの力で登り切る「グレートトラバース3~日本三百名山全山人力踏破」。総移動距離2万キロ、累積標高52万メートル、3年7か月に及ぶを壮大な冒険に密着した様子を、これまでの放送から紹介しよう!


日本三百名山とは?
登山家で作家の深田久弥が選んだ日本百名山に、日本山岳会が選んだ200の名峰を加えたもの。

​13 つるだけ(大分県)

13/300座 三百名山
(2019年8月8日放送より)
登山日:2018年2月22日
標高:1375メートル

山の特徴:日本一の湧出量を誇る別府温泉の源となる山。冬は、霧氷を楽しむこともできる。

Episode 1
別府のシンボル
海抜0メートルの別府湾の砂浜からスタートした田中。市街地を抜け、登山道に入ると急登を一気に登っていく。そして、山頂に着くと、別府の町並みと別府湾の絶景が目の前に!


14 由布ゆふだけ(大分県)

14/300座 二百名山
(2019年8月8日放送より)
登山日:2018年2月22日
標高:1583メートル

山の特徴:双耳峰の美しい山容から“豊後富士”とも呼ばれる。頂上からは温泉地・湯布院の町並みが一望できる。

Episode 2
自分自身を鼓舞!
この旅で初めて1日2座の踏破に挑戦。険しい岩峰に苦戦するが、田中は「陽希どうした、おまえは急登を見ると、燃える男じゃなかったのか」と自らを鼓舞し、山頂へ。


15 大船山たいせんざん(大分県)

15/300座 三百名山
(2019年8月9日放送より)
登山日:2018年2月24日
標高:1786メートル

山の特徴:大分県中西部に位置する巨大火山帯・くじゅう連山の展望台として名高い。ミヤマキリシマの大群落が魅力。

Episode 3
天然ソリコースを堪能
ミヤマキリシマの低木帯と深い雪に苦しみながらも大船山を踏破した田中。なんと帰りは、雪の登山道をソリコースに見立てて下山。つかの間の雪遊びを楽しんだ。

(NHKウイークリーステラ 2020年8月28日号より)

1983年、埼玉県生まれ。学生時代はクロスカントリースキー全日本学生選手権で入賞。卒業後、アドベンチャーレースの世界に飛び込み、パタゴニアンエクスペディションレース(2012、2013、2016)で2位入賞など、日本を代表するアドベンチャーレーサーに。2014年に日本百名山、2015年に日本二百名山の人力踏破に成功した。