新・介護百人一首

リモートに
孫三人の
見舞受く
パジャマの衿元えりもと
ととのえながら

香川県六車 正子 81歳)

愛知県 匿名希望

詞書

永くなっている入院を慰めようと考えてくれました。何よりのうれしさでした。

感想コメントをいただきました

asaco

私の父母も、もはや生き甲斐がいが「孫」。どんな立派な手土産より、孫と会えること、話せることが何より幸せなんだそうです。ましてや、この歌はコロナ禍で対面での面会がかなわなかった頃。どうにか喜ばせようと考えたリモート案はバッチリでしたね。とはいえ、おそらく80代の筆者はオンラインに不慣れだったはずですが、思わず衿元を正してしまうあたりが微笑ほほえましい。永い入院生活の最高の癒やしになったのでは!?

asaco

1978年静岡県浜松市生まれ。2男2女のママ。モデルとして雑誌・webやCMなどに出演。子育てにまつわるコラム執筆や、企業の広報PRなど多方面で活動中。2022年よりNPO法人neomuraの理事に就任し、地域活性にも携わる。