ドラマの出演者やスタッフが「この回のあの人、あのシーン」について語ったコメントを不定期で配信するコーナー。今回は、米田結役・橋本環奈さん!
――結と翔也(佐野勇斗)の娘の花(宮崎莉里沙)も、あっという間に8歳になりました。橋本さんにとって初めての母親役ですが、演じてみていかがですか?
莉里沙ちゃんとは以前、姉妹役をやったことがあったんですけど、今回は産んでます(笑)。母親役はすごく新鮮ですね。撮影で、0歳児や1歳児の赤ちゃんを抱っこしていた時は「産んだ」という感覚を持てたのですが、莉里沙ちゃんを相手に演技をする時には、母親だという意識を持って立ち回りをしないと、そう見えないんじゃないかと不安でした。
だけど、母と娘という関係性を作ろうとしすぎてもよくないのかなと思ったりもして。だから、守るべきものができて自分よりも子どもが優先ということをいつも念頭に置くようにしています。花とは関係のないシーンでも、それをずっと心の中で思っているようにすることで、結の行動にも無意識に母親らしさが出てくるのかなと思うんです。
――現場での3人も家族のような雰囲気ですか?
現場では莉里沙ちゃんにすごく助けられています。休憩中もずっと「ママ、パパ」って呼んでくれるから、ほっこりするんですよね。それに莉里沙ちゃんは自由奔放なので、カレーをよそう時に「多いのを花にあげるね」って言うと、「パパは少ないのでいいよね!」とか言って、めちゃめちゃかわいいんです!
「ママがいい、パパは嫌」って言ったりして、はやちゃん(佐野勇斗)がショックを受けたりも(笑)。そういう莉里沙ちゃんの自由さがあるから、花がいつも家族の真ん中にいるし、莉里沙ちゃんが娘として私たちをすごく引っ張ってくれているなと感じています。
――結と翔也もすっかり息の合った夫婦になりましたが、改めて佐野さんと夫婦を演じて感じた思いを聞かせてください。
すごくやりやすいですね。昔から仲がいいっていうことも大きいし、はやちゃんは本当に人がいいんです。あれだけ忙しいのに、誰に対しても礼儀を欠かさないし、その場の空気を読んで雰囲気を和ませてくれる。しかも、それを天然でやっているのが魅力というか。だから、一緒にいてすごく居心地がいいんです。
結と翔也が夫婦になるにあたって、夫婦になったから関係性が変わりますっていうことじゃなくて、糸島で「米田結」「河童」と呼び合っていた頃から何も変わっていない2人を表現したいなと。はやちゃんが演じる翔也はずっと変わらないので、一緒にいると私も自然に結になれるから、ありがたいです。相手がどう思っているかはわからないですけど(笑)。