こんにちは! 「おむすび」広報隊長のOです。
このコラムでは現場の裏側をスタッフ目線でお伝えしています!
3回目の今回は、「メインビジュアル制作の裏側」です。
1回目と2回目はこちらから見られます。合わせてご覧ください。
実は、“炊き立てアツアツ”のおむすびなんです!
まず、ヒロイン・米田結を演じる橋本環奈さんの1ショットでのメインビジュアルがこちら。
橋本さん扮する結が栄養士となり、「おむすび」をまっすぐに差し出している1枚です。
「アートディレクター・大島慶一郎さんコメント記事」はこちら
撮影は、幼い結(磯村アメリ)が阪神・淡路大震災で被災し、「おむすび」をもらったあの避難所の教室(第5週/第21回)で行われました。
第5週でこの教室にいたのは磯村さん演じる幼いころの結ですので、橋本さんにとっては初めて訪れた場所になります。
「あの時もらった“おむすび”を今度はあなたへ」というコンセプトのもと、撮影が進んでいき、橋本さんも大切な思いを抱えるように、温かな笑顔で臨まれていました。
さて、結が差し出している“おむすび”にご注目ください!
このおむすびは、劇中料理も担当している料理指導の広里貴子先生の手作りなんです。広里先生といえば、「ごちそうさん」(2013年)など数々の朝ドラで、ドラマを彩るあらゆる食べ物を担当されています。
実はこの撮影のために、隣の教室でお米を炊いて、炊き立てのご飯でアツアツのおむすびを握ってもらいました! 艶々ふっくらで、温かさが伝わりますよね!
おむすびの中央には、さくらでんぶで“ハート”をあしらい、結の「あなたに、幸せでいてほしい」という思いが込められています。
温かな心のこもったおむすびが、たくさんの人に届きますように。
“米田家”ビジュアル、あの人の衣装に注目!
そして、米田家みんなで撮影した“おむすび”ビジュアル(家族ビジュアル)はこちら!
「アートディレクター・大島慶一郎さん、ポーズ振付 TAKAHIROさんのコメント記事」はこちら
先ほどの橋本さん1ショットのメインビジュアルと同じく、米田家のみんなで作る大きな“おむすび”の真ん中にもハートがあります。
土台となる結の両親(聖人役/北村有起哉、愛子役/麻生久美子)、支えている祖父母(永吉役/松平健、佳代役/宮崎美子)、頂上には姉の歩(仲里依紗)、そして真ん中には主人公・結――。3世代6人家族みんなで巨大な“おむすび”を作っています。
ご覧のとおり、おむすび型に見せるために、この撮影では出演者それぞれの手や体の角度が肝となります。現場では、モニターでバランスを見ながら、都度、調整の指導が飛んでいました……!
ちなみに、巨大おむすびの土台である、父・聖人役の北村さん、母・愛子役の麻生さんの足は片足での膝立ちなので、意外とハード! 出演者のみなさん、長い時間同じポーズを取っていて、見た目以上の大変な撮影となりました。
米田家3世代・6人でのおむすびポーズ、やってみると意外と難しいかも!? もしよかったら誰かになりきって真似してみてください!
そしてもう1点、ご注目いただきたいのが、衣装です。
「おむすび」は、激動の平成から令和にかけての物語ですので、登場人物の一人あたりの人生もおよそ数十年となります。
その中で、「どの衣装でビジュアルを撮るのがよいのか?」と考えたときに、9月30日の初回放送時から糸島編(~第7週)の各役柄の代表的なイメージの衣装をベースにすることになりました。
しかし、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、聖人さんだけは過去の服装に。そう、震災当時に聖人が営んでいた理髪店「BARBERヨネダ」の制服なのです。
聖人は誰よりも神戸への思いが強いことから、ほかの家族との時制を変えてでもこの衣装での撮影となりました。
当然ではありますが、長い時代を描くので、各登場人物もさまざまな姿に変化していきます。現代劇では珍しいくらい衣装や見た目の変化があるのも見どころのひとつです!
ギャルから栄養士になる結はもちろん、四ツ木翔也(佐野勇斗)の学生時代から社会人になった姿など、各キャラクターの新たな雰囲気にもご注目ください。そして! 現在撮影中の歩の今後の衣装(とってもおしゃれ!)や、大人になったルーリー(みりちゃむ)たちも必見です! 「おむすび」の今後の展開もお楽しみください。